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「床排水(ゆかはいすい)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

誰でもわかるリノベ用語集495

■床排水(ゆかはいすい)

「床排水」とは「ゆかはいすい」と読みます。「床排水」とは排水方式のことです。パイプを床に通して流す方法で、一軒家やマンションなどの建物を問わず、幅広く利用されています。

住宅ではトイレ、洗面台、浴室、キッチンなどの水回り部分があります。このうち、トイレや洗面台などは形状によって床排水や壁排水に分かれています。

床排水のメリットは見た目がスッキリしていることです。また、壁排水と比べると、水を多く使わないので節水が可能というメリットもあります。

床排水と異なるタイプとして壁排水があります。壁排水とは便器の後ろの壁や、横の壁に排水管を通して排水するタイプです。一戸建てよりも、マンションのような集合住宅で利用されているという特徴があります。

壁排水のメリットは水を流す音が響きにくいことです。水が下に流れるので音が反響せず、夜中にトイレに行くときも、家族に迷惑をかけません。また、壁排水の場合は対応できない建物もありますが、床排水はほとんどの建物に対応できるので便利です。

自宅のトイレや洗面台の排水方式を調べる場合は、タンクの裏側をのぞくと分かります。ゴムのような素材で、太いホースや灰色のパイプなどが便器や洗面台の真後ろか左右の壁に出ている場合は壁排水です。一方で、上記のようなパイプが見当たらない場合は床排水です。

リフォームやリノベーションをする際には、排水方式を確かめることで、適切なトイレや洗面台のモデルが分かります。