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「フロートバルブ」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

誰でもわかるリノベ用語集519

■フロートバルブ

「フロートバルブ」とはトイレのタンクの中にある部品のひとつです。トイレの水洗レバーの先にチェーンでつながっているゴム製の栓のことです。ただし、最近のトイレではゴムではなくプラスチック製のフロートバルブが使われていることがあります。

フロートバルブは水洗レバーを引いたときに便器内に水を流したり、流した後の水を一定量で止めたりする役割を持っています。トイレタンクの水栓がフロートバルブと言えます。

トイレのタンク内にはさまざまな部品があります。主な部品として、排水弁、オーバーフロー管、チェーン、補助水管、ボールタップ、水位調節リングなどです。全ての部品が連動して動くことで、スムーズに水を流せるのです。

水洗トイレの使用後に水洗レバーを引くとチェーンが引き上げられます。チェーンにつながったフロートバルブが一緒に引き上げられることで、排水弁の栓が流れます。その後、トイレタンクから便器へと水が流れるのです。

フロートバルブは年月を重ねると劣化します。場合によっては、不具合が生じることもあります。タンク上部のパイプから水がいつまでも流れ続ける、便器内部の壁に少しずつ水が流れ落ちるといった症状です。

不具合が生じたときは早めの交換がおすすめです。フロートバルブを交換する場合、チェーンと一緒に引っ張ると簡単に外れます。

新しいフロートバルブに交換したら元通りの位置に取り付けましょう。最後に止水弁を調節して、水位を確認しましょう。タンクのフタを閉めたら完了です。

(参考:TOTO「タンク内の鎖とフロートバルブの点検・交換をしましょう」)