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「グローブ弁(ぐろーぶべん)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

「グローブ弁」とは「ぐろーぶべん」と読みます。「グローブ弁」とは玉形をしたバルブのことです。「グローブバルブ」や「玉形弁」と呼ばれることもあります。

弁とは液体や気体の配管など流体が通る系統において、流れの方向や圧力をコントロールする機器のことです。製品によってはバルブと呼ばれることがあります。

グローブ弁は玉のような形をしており、入り口と出口の中心線が一直線上にあり、途中でS字上流体が流れます。流れの方向が変わると通路が急拡大と急縮小を起こし、弁を通過するときの圧力が弱まる仕組みです。

流体抵抗が非常に大きい構造になっており、流体の大きな圧力を弁棒が受けることになります。流通調整ができるというメリットがあるので、主に流通調整用で使われています。

主なグローブ弁として弁体を針状にして流通を微調整するニードル弁、流体の流れ方向を直角に変えるアングル弁、真空や毒性のあるガス用として使用するベローズバルブなどがあります。

弁はグローブ弁の他にもさまざまな種類があります。主な弁として、弁体が流体の通路を仕切って開閉をするベート弁、外周に便座面を持つ円板状の弁体が、弁棒を軸に回転して流路を回へするバタフライ弁、レバーを回して弁棒を回転させ、弁棒と結合した貫通孔の開いたボールを回転させて流体を制御するボール弁などがあります。

弁には流れを止める、流れの方向を一定にする、流量や圧力の調整をするなどの役割があり、目的に合わせてさまざまな弁を使用します。

(参考:巴バルブ株式会社「バルブの特徴」)