誰でもわかるリノベ用語集707
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■家賃債務保証(やちんさいむほしょう)
「家賃債務保証」とは「やちんさいむほしょう」と読みます。
「家賃債務保証」とは住宅の賃貸借契約において、家賃債務を担保するために求められる保証のことです。入居希望者が賃貸住宅の契約を交わす際に、保証会社が連帯保証人の役割を果たします。
賃貸住宅を借りる場合、以前は連帯保証人を立てるのが一般的でした。オーナーは保有している物件を第三者に貸すことで収入を得ます。借主が家賃を払えない場合、家賃収入を得られないのでオーナーにとっては大きな損失になるのです。連帯保証人がいれば、借主が家賃を滞納した場合でも代わりに家賃を請求できるので安心して物件を貸せるのです。
連帯保証人は親、子ども、親族に頼むのが一般的です。しかし、最近は家族関係の希薄化や高齢化が進んでおり、頼むのが難しいというケースもあります。連帯保証人を見つけるのが難しい場合でも、希望の物件を借りやすくするために用意された制度が家賃債務保証なのです。
家賃債務保証を利用すれば、貸主との信頼関係が向上するというメリットがあります。オーナー側には、物件を希望者に貸しやすいというメリットがあり、将来に渡って安定的に貸せるでしょう。
一方で家賃債務保証にはデメリットもあります。保証会社が借主に代わって家賃を立て替えた場合には、定期的な催促が行われるでしょう。また、支払いが滞った場合、無断で玄関の鍵が交換されたという事例があります。悪質なケースとして、室内に無断で侵入して立て替えた家賃の支払いを迫るという被害も起きています。
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