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「敷居(しきい)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

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■敷居(しきい)

「敷居(しきい)」とは、ふすまや障子などの引き戸の下枠に取り付ける部材のことです。敷居には溝やレールなどが設置されているのが特徴で、ふすまや障子などをスライドさせて開閉をします。

敷居は和室を構成する要素のひとつです。和室には床、内法回り、天井で構成されており、床には木材や畳を使用します。内法回りには壁面、窓、出入り口、床の間、床脇、欄間(らんま)、書院などで成り立っているのです。なお、内法とは敷居の上部から鴨居の下部までの空間を指しています。

敷居を設置する場合、ヒノキやツガなどの木材を使うのが一般的です。ただし、ハイグレードの敷居を取り付ける場合にはマツ、ケヤキ、カリンなどの木材を使用します。また、敷居にマツ、ヒノキ、ツガなどの木材を使うときには、ふすまや障子の滑りをよくするためにカシを溝に埋めます。また、雨戸の敷居を設けるときには真鍮板(しんちゅうばん)を使うこともあります。

敷居を設置すればふすまや障子を取り付けられますが、一方で部屋と部屋との間に段差が生じるというデメリットが発生します。最近ではバリアフリーの建築が注目を集めており、室内で車椅子を利用する方や手すりを取り付ける方が増えています。

敷居を設けると転倒事故の恐れ、車椅子で自由にいどうできないなどの問題が生じることがあるため、小さなスロープを取り付けたり、引き戸を上から吊して敷居自体を取り外したりする方もいます。

(参考:コトバンク「敷居」)

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