誰でもわかるリノベ用語集812
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■田の字プラン(たのじぷらん)
「田の字プラン(たのじぷらん)」とは、居室やリビングを田の字に似た形になるよう配置した間取りプランのことです。マンションなどでよくみられる間取りで、代表的な形としては、玄関から続く廊下の両側に居室、住居の中央付近に配置されたキッチンや浴室などの水回りや収納の間を通って廊下がリビングにつながる、といった形でしょう。マンションにおける間取りの基本とも言える代表的なプランで、多くの分譲マンションや賃貸マンション、団地などの集合住宅において採用されています。。
特徴として、水回りや収納、廊下が居室の間に入っていることで居室同士の独立性が高くなる、基本的にすべての居室が外部に面するため自然光の取り入れやすく換気も行いやすい、といったメリットがあります。また、建物全体で考えると、他の間取りと比較して空間を効率的に使えるので建物全体で住戸の数を多く設けられたり、水回りが集中しているためメンテナンス性が上がったりコストダウンがはかれたりするといった特徴もあります。
一方で、プライバシーに関しては少々問題があります。どうしても共用部分である外廊下を人が通るため、外廊下に面した居室の窓が開けにくくなったり、音漏れなどの心配をしなければいけないという点です。また、お風呂上がりなどの際にも玄関やリビングから丸見えになっている廊下を通らなければ居室に行くことができないこともデメリットとして捉えらえることがあります。
田の字プランの間取りをリフォームする際には水回りの移動などは難しくなります。ですが、リビングに隣り合う部屋を活用して広く使うことができる点においては強みといえるでしょう。その点においてはライフスタイルや家族構成など、必要に応じてある程度柔軟に対応できる間取りであるとも言えます。
(参考:「多彩なライフスタイルに対応!田の字型間取りの魅力を徹底公開」)
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