パーテーションとは、部屋の仕切りのことです。日々、暮らしていると、リビングであっても、来客にはちょっと見られたくないスペースや、そうでなくとも周りと仕切られた空間が欲しくなることがあります。本来、部屋と部屋とを仕切るのは壁です。しかし、必要に応じて部屋を広く使ったり、仕切ったりするのには、不向きです。そこで登場するのがパーテーションです。これなら必要に応じて部屋を仕切ることができます。

この記事では、パーテーションの基本的な役割と、おススメの活用術を紹介していきます。

パーテーションの基本的な役割

パーテーションの基本的な役割は、簡易壁で空間を仕切ることです。これにより一つの部屋をいくつにも分けて使うことができます。簡易壁で仕切るので、広い空間が必要になったときは、手軽に仕切りを片付けることができます。
このようにパーテーションの基本的な役割は、限りある空間を仕切ることによって、多彩に使うことができ、かつ、すぐに元に戻せる点にあります。

以下、パーテーションの具体的な活用方法を紹介していきます。

寝室をパーテーションで仕切る

普段、家族やパートナーと一緒に眠りについている方は、生活パターンの不一致や、健康状態によっては、別々に就寝したいときもあります。そんな場合、パーテーションがあると、簡単に別々の空間を作ることができ便利でしょう。 
 
エアコンの温度を調整したいときに
例えば、暑りな人と、冷え性などで強い冷房が苦手な人の場合、パーテーションで互いのベッドの間を仕切ると、壁で空間を分けるのみならず、エアコンからの送風も遮られますので、それぞれ、快適な室温で眠りにつくことができます。
 
ちょっとベッドで読書したいときに
夜、なかなか寝付けないとき、ベッドで寝転がりながら少し、本を読みたいときなど、パートナーが寝ているのに、灯りをつけて、パートナーの安眠を妨げるのは憚られます。そんなとき、パーテーションで仕切れば、光がもれずにすみます。

LDKを自在にアレンジ

LDKの特徴は、台所食事室とリビングが一体となった開放的な空間です。ただ、常に広い空間が、都合がよいわけではありません。生活スタイルの変化により、仕切りが必要になる場合があります。パーテーションは、すぐに部屋を仕切ることができ、かつ、簡単に元の状態に戻すことができ重宝されます。
 
急な来客時に
例えば、急な来客時、台所で食事の用意をしている様子などは、あまり見せたくないものです。お客様も視線のやり場に困ってしまい、落ち着かないこともあるでしょう。そんなとき、パーテーションでリビングと台所を仕切れば、気にせず歓談できるでしょう。
 
リビングの一角で集中して仕事をしたいときに
例えば、仕事を家に持ち帰ったとき、在宅ワークをしているとき、広いリビングでは、どうしても色々なものが視界に入ってしまい、どうも落ち着きません。そんなとき、パーテーションで仕切りを作り、空間を遮断することで、集中した自分だけの空間が手軽に作れます。パーテーションを使うことで、LDKが仕事専用の書斎や、パソコンコーナーに早変わりします。一人で集中して作業ができ、仕事もはかどるでしょう。そして、仕事が終わり、パーテーションを片付ければ、元の広いLDKに戻ります。
 
パーテーションで省エネ
 LDKの特徴は広い空間で開放感があふれることです。しかし、同時に冷暖房が効きにくい、光熱費がかかるという弱点があります。パーテーションで空間を仕切れば、その空間だけ冷やしたり、暖かくしたりすればよいので、光熱費を抑える効果が期待できます。エコに一役買っているわけです。
 
このように、パーテーションを駆使することで、広いLDKを目的に応じて多様に使うことができるのです。

子供部屋の大きさを成長に合わせて

パーテーションは子供部屋の活用にも役に立ちます。例えば、お子様が小さいうちは、二人で一つの部屋を使用していても、成長して思春期にもなると、それぞれのプライバシーを尊重する必要があります。かといって、一つの部屋をいきなりリフォームで二つの部屋にできるかといえば、そうでもありません。そこで、パーテーションで一つの部屋を区切ります。これなら、お互いのプライバシーが確保されます。自分のプライバシーが確保されると、相手のプライバシーを尊重するようになります。このように、パーテーションは子供部屋の機能のみならず、お子様の情操にもプラスになる効果をもたらすのです。

まとめ

いかがだったでしょうか。パーテーションを使えば、一つの空間を効率的に使うことができます。パーテーションには引き戸式、パネル式と色々ありますので、用途に応じて使い分けるとよいでしょう。