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障子をオシャレにリメイクする方法

障子をオシャレにリメイクする方法

現代では和室のある家は少なくなっているため、あまり馴染みのないものになってきています。そんな和室に欠かすことのできない障子には、もしかしたら古くさいイメージを抱いている方も多いかもしれません。

しかし実は、障子には暮らしを支えるたくさんのメリットがあります。さらに簡単な工夫ひとつで部屋の雰囲気をガラッと変えてくれて、オシャレな和モダンの空間を作り出せる優れものなのです。

障子のメリット

障子には現代のドアにはないメリットを多く持っています。大きなメリットは下記にあげる3つです。

障子の持つメリット
・とても軽い
・手入れが簡単
・室温・湿度調節の役割を果たす

とても軽い
和紙と木材でできている障子は非常に軽く、子供でも簡単に開け閉めできます。また、軽量ですので、小さな子供がいる家庭でも怪我の心配が少なく、ドアよりも安全です。

手入れが簡単
障子は和紙を張り替えることで、とても長く使えます。簡単なお手入れのみでずっと使えるのは嬉しいポイントですね。

室温・湿度調節の役割を果たす
和紙の通気性や吸湿性によって、部屋の温度や湿度を快適に保ってくれます。夏は涼しく、冬は暖かく過ごせます。

障子のリメイクはとても簡単

障子のリメイクは非常に簡単で、よく知られている方法は、貼ってある障子紙を自分好みのものに張り替えるだけです。和紙のメリットである通気性などは損なわれてしまいますが、他にも和紙の代わりに布やガラスシートを貼るなど、様々なリメイク方法があります。

まずは障子紙を剥がす
障子紙の剥がし方は、紙が和紙製なのかプラスチック製なのかで変わってきます。それぞれの剥がし方の手順は以下の通りです。

障子紙が和紙の場合
1.床が濡れてもいいように、新聞紙などを敷く。
2.ハケや雑巾などで桟や枠の部分に水を染み込ませて、5分ほど置いてのりを溶かす。
3.障子紙を剥がす、残ったものは雑巾などでこすって落とす。

障子紙がプラスチック製の場合
1.ドライヤーで満遍なく温風をあてる。
2.のりが溶けたら障子紙を剥がす。

好みの障子紙を貼る
障子紙を剥がしたら、あとは自分の好きな障子紙を貼り付けるだけです。
1.障子の枠をよく乾燥させる。
2.貼り付ける障子紙を枠のサイズに切る。
3.枠にのりを付けて、障子紙を貼り付ける。
もしも、障子紙ではなく布などを貼り付けたい場合は、のりではなく接着剤にするなど、若干工程に違いが出てきます。

オシャレな障子のリメイク実例

では、実際にオシャレにリメイクされた障子を見ていきましょう。

部分的に和紙を貼り替える

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ところどころ色や柄の和紙に貼り替えて、パッチワークのようにしたリメイク例です。明るい色合いでポップな印象になりました。障子すべてを貼り替えるよりも比較的簡単なので、リメイクに自信がない方でも手軽に取り組めます。

布を貼り付ける

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障子紙ではなく、柄のついた布を貼り付けたリメイク例です。程よい厚さの布を選べば、障子特有の優しい採光もしっかりと残せます。布にすることによって、障子紙が破れるといった心配がなく、小さな子供がいる家庭でも取り入れやすいでしょう。

磨りガラス風にリメイク

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ポリカーボネートという素材の板を貼り付けて、磨りガラス風にリメイクした例です。馴染みのない方は、少しハードルが高く感じてしまうかもしれません。ですが、ホームセンターで手軽に手に入るものなので、思いのほか簡単に実践できます。

ステッカーを貼る

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こちらは普通の障子紙にステッカーを貼った、非常にシンプルなリメイクです。障子紙を貼り替える必要がないため、一番お手軽な手段だといえます。時間や手間をかけずにリメイクを楽しみたい方はこちらの方法を試してみてはいかがでしょうか。

枠だけを使う

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障子紙を貼らず、あえて枠のみを使用した大胆なリメイク例です。障子の枠が部屋の仕切りとラックの役割を兼ねています。植物のディスプレイの仕方もオシャレですね。枠の色合いを部屋の雰囲気に合わせているところもポイントです。

まとめ

日本特有の和室文化を大きく支えている障子。和室が少なくなってきている現代であっても、工夫ひとつで古臭いイメージから一転、和室を彩ってくれる役割を果たしてくれます。障子を自分好みにリメイクして、お住まいの和室をグレードアップさせてみてはいかがでしょうか。