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間違いのないスイッチの選び方と事前に知っておくべき注意点

スイッチは目立たない存在ではありますが、場違いな物を選んでしまうと、周囲の壁やインテリアとの統一感が崩れたり、適切に機能しないことがあります。

今回は、そんな意外と見落としがちなスイッチの間違いのない選び方についてご紹介します。

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後悔しないスイッチの選び方

電気スイッチは、どんな部分に着目して選べばいいのでしょうか。

動作、操作の種類を知る

まずは大まかな種類だけでも知っているとスイッチ選択の際の目安になるので、簡単に説明していきましょう。

スイッチは基本的に、本体、ハンドル、枠、プレートで構成されています。それぞれの部位に異なった機能性を持つ商品や分類があり、多岐に渡る機種が存在しています。

例えば、スイッチのオンオフだけでも、手動で行うもの、リモコンを使用するもの、タイマーや人感センサーでオンオフするものなどがあります。

手動で操作を行う場合でも、プッシュ式と言ってボタンを押して点灯するものや、シーソー式という両端がシーソーのようになっているもの、スイッチ部分が回転して微調整できるものなど、さまざまです。

具体的なスイッチの種類を構造別に見てみましょう。

  1. 片切りスイッチ
    一つのスイッチで一つの照明のオンオフを切り替えます。スイッチを押すと2本通っている電線の片方だけが通電して明かりが付く、という構造です。ボタンが外に出ているタイプと埋め込みタイプのものがあります。

  2. 両切りスイッチ
    片切りスイッチと同様に一つのスイッチで一つの照明のオンオフを切り替えます。内部に2本の電線が通っていて、両方の電線でオンオフ切り替え可能なタイプになります。片切スイッチとの違いは、違って完全に電気を遮断する構造なので漏電のリスクが非常に低くなるという特徴があることです。

  3. 三路スイッチ・四路スイッチ
    片切り、両切りスイッチは単独での使用ですが、三路・四路スイッチは2つ以上を組み合わせて使うという特徴があります。スイッチの中で2つの回路を切り替えることができるようになっていて、スイッチを押すことによって、上と下の配線が切り替わるというのが基本的な仕組みです。そのため、2か所、3か所から1つの照明を操作できます。どのスイッチからも一つの照明を操作できるので、例えば階段の下で点灯し、上ったところで消灯するなど、生活動線に合わせて便利に使えるスイッチです。

  4. ほたるスイッチ
    ほたるスイッチは、スイッチが切れている時に付属のランプが点灯します。そのため、照明がついていない部屋でもスイッチの場所がわかりやすいというメリットがあります。

  5. パイロットスイッチ
    パイロットスイッチはほたるスイッチとは逆に、点灯している間に明るいライトが付きます。明るい所でも目立つようになっていますので、消し忘れの防止などの効果があります。

他にも様々な種類のスイッチがありますが、予算や機能性を踏まえて慎重に選択することをオススメします。

設置場所や使い方に合わせて選ぶ

スイッチを取り付ける場所によって種類を変えることも重要です。

リビングでは団らんや映画鑑賞、作業や勉強などのシーンに合わせて照明を調節して使うこともあります。暗い玄関では見つけやすかったり点灯しやすかったりするものが重宝されるでしょう。

玄関や階段、廊下、トイレなど、人の動きがよくあり、滞在時間が短い場所には、暗闇でも自動で点灯してくれる人感センサーを採用すると効果的です。自動でオンオフを行うので、消し忘れの心配がありません。

さらに、ライフスタイルも考慮する必要があります。

例えば、帰宅時間が遅いご家庭で留守だと気づかれないように、タイマーや明るさセンサーのついた照明で決められた時間に室内照明を点灯することができます。

また、介護が必要なご家族がいたり小さいお子さんと一緒に暮らしていたりすると、いくつもの照明を点灯、消灯して回るのも困難を感じることがあるかもしれません。複数の照明を一括操作でオンオフできるスイッチや、自動で反応するセンサー式スイッチ、見つけやすいほたるスイッチの導入を検討するのもオススメです。

このように、スイッチの機能にこだわると、住環境の快適さが変わってくることがお判りいただけたことでしょう。

インテリアに合わせてデザインを選ぶ

スイッチはサイズの小さいものですが、視界に入りやすい場所にあったり操作する回数がおおかったりするので、インテリアのデザインにおいても意外と目に付く要素の一つです。まとまりのあるインテリアに仕上げるなら、スイッチもテイストを合わせて選ぶとよいでしょう。例えば、部屋のインテリアをモダンな雰囲気で統一しているのに、アンティーク風の装飾的な外観のスイッチを取り付けてしまうと、悪目立ちしてしまうかもしれません。

スイッチのデザインはだいたいどれも同じ、というイメージもあるかもしれません。実は、デザインにこだわったスイッチもどんどん増えてきています。インダストリアルテイストに合わせるトグルスイッチや、ヨーロッパモダンに合わせたい陶器のスイッチ、北欧テイストに合うウッドプレートのスイッチなど、一度、お好みのインテリアテイストに合わせたスイッチを探してみてください。

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工事の前に知っておきたい注意点

DIYで自宅をアップデートすることも一般的になってきましたが、ご自身での建材の取り付け・交換を行うこともあるかと思います。ただ、スイッチの交換など、電気配線の工事を行うには、国家資格である電気工事士の資格が必要だと電気工事法で厳格に定められています。

しっかりとした知識経験や技術を持たずに配線工事などを行うと、漏電や最悪の場合、火事や感電による死傷者が出かねないからです。無資格でのスイッチ交換は、3か月以下の懲役もしくは3万円以下の罰金と言う罰則もあります。

スイッチの工事は、専門の業者への依頼が必要となってきますので、ご注意ください。

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まとめ

スイッチにはたくさんの種類があり、用途に合わせて機能や形状を上手に選ぶと使い勝手が大きく異なってきます。利用シーンやインテリアにあうものをしっかり選べるように、事前の情報収集も怠りなく行いたいですね。


ライター紹介

COLUMBOU(COLUMBOX)

長く住宅不動産業界にいた経歴と宅建士の資格を活かして、住まいやインテリアに関する情報も発信しています。
webデザイナー兼ライターの傍ら、ハンドメイド作家としてアンティーク木箱や木工雑貨の製作も行っています。
Twitter aninoma0225

 

 

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