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「りゃんこ張り(りゃんこばり)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

「りゃんこ張り(りゃんこばり)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集


誰でもわかるリノベ用語集289

■りゃんこ張り(りゃんこばり)

「りゃんこ張り」とは、同じ寸法のものを決まった間隔にずらして貼り付ける方法のことです。そのため、地域によってはりゃんこ張りのことを「ずらし張り(ずらしばり)と呼ぶこともあります。

また、長さが半分の寸法をずらしながら貼るときには、「レンガ張り(れんがばり)」と呼ぶときもあります。加えて、ずらす長さに応じて「3尺ずらし(さんしゃくずらし)」や「1尺ずらし(いっしゃくずらし)」といった呼び方をすることもあるのです。

りゃんこ張りの方法が用いられるものとして、フローリングが挙げられます。フローリングでは同じ床材を並べて貼りますが、2分の1や3分の1の間隔でずらして貼り付けると、整然とした印象を与えられるのです。

一方でりゃんこ張りにはデメリットもあります。大きなデメリットは材料のロスが出ることです。部屋の端の部分では、余った木材をカットしなければならないので、材料のロスが出やすくなるのです。

なおりゃんこ張りに似た用語として「乱張り(らんばり)」があります。乱張りとは同じ長さの床材を間隔を決めないで貼り付ける方法です。さらに別の用語として「乱尺張り(らんじゃくばり)」がありますが、この場合は異なる長さの床材を貼り付けていく方法のことを指しています。こちらのほうはランダムに材料を並べるので、自然な風合いを楽しめます。