誰でもわかるリノベ用語集250
■ベタ基礎
「ベタ基礎」とは、底板一面が鉄筋コンクリートになっている基礎のことで、家の荷重を全体で受け止め、面で支えます。
地盤を支える方法には布基礎もありますが、布基礎の場合、建物の重さが伝わる部分が限られているため、負担が集中しますが、ベタ基礎であれば建物のおもさが面全体で伝わるため、負担を分担させることができます。
布基礎のほうがコストが安く抑えられるというポイントはありますが、構造の安定性や施工のしやすさ、床下湿気、シロアリの遮断などベタ基礎のほうがメリットはたくさんあり、生活のしやすさにつながります。ただし、住まいの地域によっては年間の気温帯の問題によって布基礎のほうが向いている可能性もありますので、詳細はプロに相談して決定するようにしましょう。
各辞書・辞典からの解説
「ベタ基礎」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
□「リフォーム用語集」より
「リフォーム用語集」において「ベタ基礎」とは、以下のような文章で説明がされています。
「建物の底面全体に鉄筋コンクリートの床版(しょうばん)をつくり、基礎としたもの。軟弱な地盤や地下水位の高い場合に採用される基礎工法。」
つまり、「ベタ基礎」とは、「軟弱な地盤などに使用される基礎工法のひとつで床版を基礎としたもの」であることがおわかり頂けたと思います。