誰でもわかるリノベ用語集189
■吹抜け
「吹抜け」とは、家屋で、柱の間に壁がなく外部に開放されていることをいいます。1階の天井がなく、2階部分とつながっているなどの空間です。一般的にはリビングや玄関に取り入れられる事が多く、空間を広くとり、光を取り入れることが目的とされいます。
リビングなどに吹き抜けをつくることで、より室内空間を広く使うことができ、縦向きに開放感が生まれます。家によっては、小屋裏を吹き抜けにしたり、その部分を物干しスペースにするなど空間を有効活用することも可能です。
吹き抜けのメリットは、光を取り入れやすくなることです。高い場所に窓を設置できるようになることで、陽の光が家の中にしっかり届きます。家や窓の方角によって光の入り方に困っていた場合も、解決できるかもしれません。
また、開放化のある空間になると、部屋全体の印象も変わります。デザインで工夫しやすくなるのも魅力です。ただし、掃除が大掛かりになったり、照明の交換に手間がかかるなどのデメリットもありますので、リノベーションする際にはよく検討することが大切です。
各辞書・辞典からの解説
「吹抜け」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
「大辞林 第三版」より
「大辞林 第三版」において「吹抜け」とは、1つ目の意味として「風が吹きぬけること、吹き通し」、2つ目の意味として「家屋で、柱の間に壁がなく外部に開放されていること」と説明があります。また、「建物の内部で二階または数階貫通して床を設けず、上下がつながった構造になっていること」もいいます。
このように、「吹抜け」とは、建築において「家屋で、柱の間に壁がなく外部に開放されている」ことであるとおわかり頂けたと思います。