リラックスしたいときや映画を鑑賞したいときなどに最適なスペースのリビング。家族が顔を合わせる部屋のひとつなので、快適で居心地のよい空間にしたいものです。しかし、子どものいる家族の場合、どのようにレイアウトすればよいのだろうかと悩む方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、子どもの笑顔があふれるリビング作りのコツを紹介します。3つのタイプに分けて、それぞれのおすすめのレイアウトを詳しくまとめました。一読すれば、大人と子供が一緒に過ごせるリビングにアレンジできるでしょう。
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子どものいるリビングをレイアウトするコツ
小さな子どもがいるご家庭の場合、事故やケガの危険が少ないレイアウトにしたいものです。親の気配を常に感じられるレイアウトなら、子どもにとっても安心感が増すでしょう。ここでは、子どものいるリビングをレイアウトする場合のコツを4つ紹介します。
視線を意識したレイアウトにする
子どもの居場所を把握できるレイアウトは大切ですが、常に目線を感じる部屋にするとストレスを感じることもあります。そこで家族の視線がぶつからないようにインテリアをレイアウトしましょう。
例えばソファ、ダイニングテーブル、おもちゃの収納棚の向きを別の方向にして、座ったときやおもちゃで遊ぶときに視線がぶつからない工夫をしましょう。また、リビングの中央に子どもの目線が隠れるほどのインテリアを設置すると、視線による圧迫感も軽減できます。
色使いに配慮した子どもスペースをリビングに作る
大人と子どもでは、デザインはもちろんのこと色の好みが異なる場合もあります。大人はモノトーンやナチュラルなどの落ちついた色を好む傾向にありますが、子どもはビビッドカラーやパステルカラーなどのカラフルな色を好むでしょう。スッキリとしたリビングにするには、配色に気を配りましょう。
例えば子どもたちのおもちゃを収納するときは、リビングの雰囲気に合うおもちゃは並べて収納します。一方で、カラフルなおもちゃは収納ボックスやかごを使った見えない収納を心掛けましょう。ただし、外から中が見えないと子どもがおもちゃを散らかす可能性もあるので、中身の写真やステッカーを貼るとよいでしょう。
ラグを敷くと整理整頓がしやすくなる
ブロックやミニカーなどのおもちゃは、子どもが遊んだあとに部屋のあちこちに置きっぱなしにしがちです。そのようなときは、部屋にラグを敷いてリビングの散らかりを防ぎましょう。
おもちゃを置いてもよいのはラグの上だけというルールを決めておくと、片付けもしやすくなります。マンションではおもちゃを落とすと、下に響くこともあります。ラグを敷いておけばおもちゃの音を吸収し、騒音を防げるでしょう。
高さと奥行きを意識した収納にする
子どもたち専用のインテリアをリビングに設置するときは、高さや奥行きへの意識も覚えておきたいポイントのひとつ。一定の高さにそろえると、スッキリした空間になりくつろげるリビングになるでしょう。高さに統一感がないときは、低いインテリアに小物を置いて高さを揃えてみてください。
タイプ別、リビングのおすすめレイアウトを紹介
リビングに子どものスペースを設置する場合、以下の3つのパターンがあります。
・大人のリビングに子どものスペースを作る
・リビングを大人のスペースと子どものスペースに分ける
・リビング全体を子どものスペースにする
ここではタイプ別におすすめのレイアウトを紹介します。
大人のリビングに子どものスペースを作る
大人のリビングに子どもスペースを作る場合、インテリアは北欧テイストやナチュラルタイプなど、自分の好みに合わせた空間にしましょう。ゆったりと座れる二人掛けのソファとサイドテーブルの組み合わせや、L字型のソファにコーヒーテーブルを置く組み合わせもおすすめです。
子どものスペースはソファの前やリビングのコーナーに作りましょう。デッドスペースになりやすい場所に作れば、リビングの有効活用にもなります。
リビングを大人のスペースと子どものスペースに分ける
大人のスペースと子どものスペースに分けるときは並列にスペースを作るか、リビングを半分に分けるのかを決めましょう。並列に並べる場合、ソファとテーブルの横に子ども用のテーブルと椅子を設置します。
スペースを半分に分ける場合は、ソファなどのインテリアで境界線を作ると、それぞれのスペースをはっきりと区切れるでしょう。
リビング全体を子どものスペースにする
リビング全体を子どものスペースにする場合は、カラフルなテーブルやソファを置くとよいでしょう。壁を黒板化したりぬいぐるみやクッションなどをソファに並べたりすると、かわいく楽しいリビングもアレンジできます。
まとめ
リビングは家族全員がリラックスできる場所ですが、子どものいるご家庭ではリビング空間をどのようにアレンジするのか慎重に検討しましょう。視線を意識したレイアウトにしたり、リビングの中に子どもの遊ぶスペースを設けたりすると、家族も快適に過ごせます。
子ども専用のスペースをリビングに作るときは、何を重視するのかを決めるとよいでしょう。大人の空間を残したい方は、リビングのデッドスペースを子どもの遊び場として使うのもおすすめです。大人と子どものスペースを分けたい方は、ソファなどで境界線を作りましょう。
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