Column

壁に棚をつける方法

壁に棚をつける方法

生活していると否応なく、物は増えてしまいますね。最初のうちは空いたスペースに置いておけばいいですが、いつの間にか増えすぎのことも。掃除のときにも、邪魔になってひと苦労という経験はないでしょうか。

増えてしまいがちな物のひとつは本でしょう。はじめのうちは床に置くなり、並べておくなりしておけばいいのですが、すぐにスペースを埋めてしまうことも。それでは本棚を買うか、ということにもなるのですが、お部屋の場所をとりすぎて圧迫感があったり、値段も結構することもあります。

部屋は広く使いたいし、お金は節約したい。そんなときは壁に棚をつけることがおススメでしょう。でも、いざつけようとするとどうすればよいか分からずに悩んでしまう方も多いようです。特に賃貸だと二の足を踏みがちでしょう。

そこでこの記事では壁に棚をつける方法を紹介します。賃貸でも大丈夫な方法を紹介しますので安心してくださいね。
 

壁に棚を取り付けるメリット

壁に棚を取り付けるメリットは多々あります。「棚を買えば簡単では?」という意見もあるでしょう。しかし、既成の棚ではお部屋のサイズに合わずに場所をとってしまうこともありがちです。

そのような時には、壁に棚を取り付けることで、部屋をより広く使う工夫ができるでしょう。また、DIYを行うことで費用を安く抑えることもできます。何よりも、自分好みピッタリの棚を作ることができる点が魅力ではないでしょうか。自分にとって丁度いい位置に、使い勝手がよく作り上げる楽しみもありますね。また、空いている壁のスペースを無駄なく使うことができ、部屋の事情に柔軟に対応できるでしょう。加えて、DIYですと自分好みの色に塗装もできますし、仕上げもワックスやニスなどで思いのままに選べることもうれしい点でしょう。さらに、自然塗料を使えばアレルギー対策にもなりますね。
 

壁に棚を取り付ける方法

壁に棚をつける方法

壁に棚を取り付ける方法はいくつかあります。皆さんが想像しているのは、壁に直接くぎ打ちして棚を固定する方法ではないでしょうか。でも、この方法ですと、一旦つけてしまったら場所を変えるのが難しいこともあり得ます。また、賃貸物件の場合、壁にくぎ打ちして棚を取り付ける方法が禁止されている場合もありますし、退去する際の原状回復など色々と面倒でしょう。

そこで、壁にキズをつけず、賃貸でも大丈夫な棚の取り付け方を以下で紹介していきます。


 パンチングボードを使う

まず、パンチングボードを壁にたてかけ、そこにフックをつけ、物を収納する方法をご紹介します。

パンチングボードとは、穴が規則的に開いた板です。大工道具などを壁に引っ掛けておく等の使い方で目にしたことがあるかもしれません。パンチングボードにフックをつけるだけで、色々なものを引っ掛けて、整理することができます。また、ダボレールや棚受けを取り付けることで棚にもなります。パンチングボードに取り付けるので壁を傷つけることがありません。退去するときもすぐに分解できるので便利でしょう。

パンチングボードは様々なサイズがあります。したがって壁に立てかけるだけでなく、カウンター下のデッドスペースにも立てかけて、棚を作ることができるでしょう。


つっぱり棒で棚を作る

壁と壁との間につっぱり棒を差し込むスペースがある場合、上に板を敷くことで手軽に棚を作ることもできます。また、ダボレールをつけることによっても棚をつけることが可能です。

つっぱり棒の魅力のひとつはコストにあります。100円ショップでも販売されており、とてもリーズナブルです。ただ、つっぱり棒を差し込む場合、壁に跡がつくこともあります。そこで、つっぱり棒と壁との間に布を挟むことによって、壁紙に対する圧力が分散され跡が付きにくくなります。なお、つっぱり棒を使う場合、どれだけの重量に耐えられるか事前に調べ、何を置くか吟味しましょう。
 

壁に棚をつける方法

ディアウォールやラブリコで棚を作る方法もあります。

そもそもディアウォールやラブリコってなに?と疑問を抱いた人がいるかもしれません。これらは、2×4の木材の両端に設置するアジャスターです。こうすることで、木材を床と天井に縦に安定して設置ができます。そこに棚をつけていくわけです。

ディアウォールとラブリコの違いは、前者がバネで固定し、後者はバネとネジで柱を床と天井に固定する点とされます。こうしてみるとラブリコの方が安定してるようにも思えます。でも、天井が高い場合に、柱を下から差し込んで、上の位置でネジで固定するのは大変でしょう。そういう意味ではバネの力だけで柱を固定できるディアウォールの方がお手軽と言えます。

ただ、安定感においてはラブリコに軍配が上がるでしょう。壁を背にして柱を固定する分にはいいのですが、柱だけ独立して壁と天井に固定する場合は、ラブリコの方がネジで固定しているので安定すると言われます。

両者とも2×4の木材を使用するわけですが、木材を買って持って帰るのは大変と思った人がおられたかもしれません。しかし、ジョイントが用意されており、短い木材を継ぎ足して長さを増やすこともできます。ネット販売で入手もできますが、持ち帰りも容易なので、店舗で確認してから納得する商品を購入するのもよいですね。

・注意点
ディアウォールもラブリコも便利な整理アイテムとして注目されています。でも、柱を上下に固定して、そこに棚をつけていく構造ですので、あまり高い位置に重い本を置くと重心が不安定になり、倒壊のリスクも増えます。また、棚を柱より前の方に出しすぎると、やはり不安定になり得ます。逆に言うと、そこさえ気を付ければ安心して使えるアイテムだと言えるでしょう。
 

まとめ

いかがだったでしょうか。壁に棚をつける方法は工夫次第で色々あることがおわかりいただけたかと思います。賃貸だからと言ってあきらめずに、棚の取付けに挑戦して、お部屋をすっきりさせましょう。