Column

庭リフォームで押さえたいポイント

庭リフォームで押さえたいポイント

庭をリフォームする目的は様々です。花壇を充実させ、花に包まれた生活を送りたいという人もいるでしょう。また、休日に、家族や友人とバーベキューなどをして親睦を深める場となる庭にしたい人もいるでしょう。庭を紅葉や、新緑を楽しむ場として木々を充実させたいと考える人もいます。

また、木々に包まれて家族が心休まる場にしたいと考える人もいます。このように、人々が庭に求めているものは千差万別と言えるでしょう。ですが、これらの庭にリフォームするために、押さえておきたいポイントは案外共通するのではないでしょうか。そこで、この記事では、庭をリフォームする際に押さえておきたいポイントを具体的にご紹介していきます。
 

庭リフォームの目的は明確に。

庭リフォームで押さえたいポイント

庭をリフォームするには、自分がどんな庭にしたいか、その目的を明確にすることが大切と言われます。「良い庭にしたいんだ」という漠然とした希望だけでは、どんな庭にしていいかイメージがわかないのではないでしょうか。

例えば、庭を友人たちとバーベキューなどして楽しむアクティブな場としての機能と、木陰でのんびりしたいという穏やかさを求める機能は、どちらもよい庭ではありますが、両立しない可能性があります。どっちつかずでは中途半端な結果になりかねません。

庭で何をしたいか、どんなことを求めているか、さらに、それを行うには何が必要で何が不要かを明確にしましょう。そうすることで、限られたリソースをより効率的に使うことができるでしょう。
 

庭リフォームの前に。何があるかを把握しよう

庭リフォームで押さえたいポイント

自分が理想とする庭のイメージが持てたら、今の自分の庭に何があるかを把握しましょう。なぜなら、庭にある物は再利用ができる場合が多いからです。リフォームするから新しくそろえるのも結構ですが、新しい庭で使えるものはできるだけ再利用した方が予算を抑えることができ、その分、自分がこだわりたい箇所にお金をかけることができますね。

以下、再利用の具体例を紹介していきます。

水鉢の再利用
水鉢とは、庭にある岩や石をくりぬいて水がたまるようにしたものです。主に和風庭園に用いられるものですが、洋風の庭のバードバスに転用もできます。また、立水栓の水受けとしての再利用も可能です。さらに、下から水路を通し、水が湧き出るように加工することで、水場のように見せることもできるでしょう。

灯ろうの再利用
灯ろうの再利用となると、リフォームした庭にそのまま設置することを想像するでしょう。もちろん、そのような再利用もありなのですが、灯ろうは通常、数個のパーツを組み合わせ、それを積みあげて出来ています。これらを「あえて」バラバラに配置することで趣のあるオブジェに変身も。

リフォームする庭の機能に沿って計画

どんな庭にするか、その外観の具体的なイメージができたら、その庭を活用するためにどんな物を用いるか、何を設置すべきで何を設置すべきでないかを、機能面から具体的に考えてみましょう。ここでは、庭を友人たちとバーベキューを楽しむアクティブな場としてリフォームする場合を例にとって考えてみます。

バーベキュー炉について
庭のリフォームにバーベキュー炉は関係ないと思われるかもしれませんがそうでもないのです。レンガで作った据え置きタイプの場合、炉に合わせた庭の設計が必要となる場合があります。移動式のバーベキューコンロを用いる場合でも、コンロを置く場所には周りに熱に弱い草等を植えることは避けたいものです。

テラスについて
バーベキューを行うために庭をリフォームするわけですから、テラスは木製よりも、熱に強いレンガ製や、タイル、石張りがおススメです。テラスではなく、土の上でバーベキューをやればいいじゃないかとの意見があるかもしれませんが、土ぼこりが食べ物に入ってしまうことも。また、芝生でバーベキューを行うと、芝生が傷んだり、枯れる原因にもなり得ます。ですから、バーベキューを行う際には熱に強いテラスを備えることをおすすめします。

また、バーベキューの際には洗い物や、火を確実に消すため、水道が近くにあるとさらに便利です。テラスのわきに水道を設置するのも良いでしょう。

テラスにはバーベキュー用の椅子とテーブルに加えて、ベンチを置くのもおすすめです。ちょっと横になることもできますし、火を扱っている間、子供たちを座らせて置くことも安全のためによいのではないでしょうか。

メンテナンスを考慮した庭リフォームを

機能面から具体的にイメージできたなら、次はメンテナンスのことも考慮しましょう。せっかく素敵な庭にリフォームできても、それを維持することができないならば、せっかくの魅力が損なわれてしまうかもしれないからです。例えば雑草。抜いても抜いてもきりがないですね。草むしりは大切なのですが、草が生えにくいようにリフォームしてみませんか。雑草が生えにくいリフォームは以下のようなものがあります。

防草シートを使う
防草シートとは、ポリプロピレンという素材を細かく裂いて織り込んだものです。水や空気は通すのですが、草木の種子は小さなものでも通しません。したがって雑草が生えにくくなります。シートのままではあまりに殺風景ですから上に白色の砂利を敷き詰めてみましょう。これで見た目も綺麗になりますね。

グランドカバーを植える
グランドカバーとは、地面を覆う草のことです。これを植えることで、雑草が生える余地を減らすことができると言われます。グランドカバーとして代表的な草は、リュウノヒゲやフッキソウ、クリスマスローズ等があります。園芸店で相談してみましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。漠然としたイメージだった庭のリフォームについて具体的に想像するお手伝いができたでしょうか。庭は生活に密着した場所です。
リフォームする際には自分が納得する庭を目指してにしてくださいね。