普段使っている洗面台に、満足できていますか?「もっと凝ったデザインにしてみたい」「もっと使いやすくしたい」と希望がわいてくるのも、毎日のように使う洗面台ならでは。忙しい朝や疲れて帰ってきた夜だけでなく、休日のお出かけ前にも洗面台は活躍します。せっかくなら、自分の理想を詰め込んでみてはいかがでしょうか。
今回は、DIYできる洗面台のリフォームをご紹介。道具さえあれば、自分好みにリフォームできる方法を集めました。
洗面台のデザインを変えるDIY
洗面台が古くなってきたり、今のデザインに飽きてしまったり。こんな時はデザインを変えてみても良いでしょう。心機一転、日々の暮らしにハリが生まれるかもしれません。
洗面台をリメイクシートでイメージチェンジ
リメイクシートはレンガ調や木目調など、様々なデザインが揃っているシートです。貼って剥がせる粘着シートとなっており、賃貸向けのアイテムとしてホームセンターやネットショップ、100円ショップでも販売されています。
どのくらいイメージチェンジできるのか、実例を見てみましょう。
木目調のリメイクシートを貼った例です。真っ白な洗面台に飽きてしまったら、木目でナチュラルさを演出しても良いでしょう。鏡の縁など、立体感を出したい場所には部分的に本物の木の板を使う方法もあります。
タイル状のシートを活用した洗面台。部分的に貼るだけでもアクセントとして◎。写真のように、水はねしやすい場所には防水タイプのシートがオススメです。しっかり水をはじくものであれば、壁の汚れ予防にも役立つでしょう。 粘着タイプのシートの場合、強力な粘着力なら剥がれる心配も少なく済みますが、剥がす際に手間取るかもしれません。そんなときは下地として養生テープを貼ると良いでしょう。養生テープごと剥がせるようになり、賃貸の場合には比較的キレイに原状回復できるとオススメされています。
洗面台の照明を変えてみる
照明の挿し口が合えば、お好みの照明にチェンジすることもできる場合があります。普通の丸電球では物足りないと感じたら、デザイン性のある照明に変えても良いでしょう。 コンセントに余裕があれば、延長コードを利用してさらに凝った照明を使うことも可能です。取り付ける位置の自由度も増し、よりオリジナリティのある洗面所へと変身させられます。
壁に傘付きの照明を取り付けた一例です。高さや照らす位置などを取り付けの際に調整できるのも、DIYのメリットと言えるでしょう。
鏡を好みのデザインに変えるDIY
簡単なのは、今の鏡にアレンジする方法です。鏡を取り外したり、新たに鏡を調達したりせずにイメージチェンジする方法をまずご紹介します。
こちらは、鏡の縁に木材を貼り付けたお宅です。先にも触れたとおり、厚みを出すことで洗面台に立体感を与えることができます。デザインに変化を出すだけでなく、汚れたり傷ついたりした鏡の縁を隠すという活用法もあるため、古くなった鏡にも利用できる方法です。
次に、自分で鏡を調達した例をご紹介します。
こちらの方は丸い鏡を後付けしています。このように、好きなデザインの鏡を貼り付けることもDIYなら不可能ではありません。ただ、洗面台と化粧台が一体になったタイプでは、大きな化粧台を取りはずす必要が出てきます。電気配線が複雑な場合は、安全のために無理に自分で外さず業者に依頼しましょう。
洗面台の便利な収納DIY
歯ブラシ、ドライヤー、化粧水…。洗面台に置いておく物を数え上げると、意外な多さに驚きませんか?しかも、洗面台で使うアイテムは忙しい朝にもパッと手に取れる場所に配置したいところ。そうなると既存の収納では満足できなくなるでしょう。
こんな問題のある収納も、DIYで解決できるかもしれません。洗面台まわりの収納を工夫した先人たちの知恵を借りてみましょう。
壁に棚を作ると、スペースの有効活用になります。洗面所にスペースの余裕があるのなら、引き出し収納を置くなどいカンタンに収納を増やせます。しかし、「もうスペースに余裕がない!」という方も多いのではないでしょうか。このお宅ではドライヤーもホルダー付きのものを選び、見た目をスッキリさせつつすぐに使えるよう工夫されています。
こちらは賃貸でも使えるとされる「ディアウォール」を活用したアイデア。「ディアウォール」は、木材を利用して室内に柱を作るアイテムです。突っ張り棒のように床から天井まで木材を固定することで、賃貸でも棚を作るための柱を準備できます。
基本的に、洗面台に収納を作る時は手に取りやすい収納を心がけると◎。その際、「見せる収納」になることを意識しておしゃれさを保ちましょう。
掃除をしやすくするためのDIY
「いつの間にか鏡に水垢が」「床に散らばった水や髪の毛が汚い」こまめに掃除すれば解消できる問題でもありますが、忙しいとなかなか掃除ができないことも。
そもそも汚れづらく、そして掃除に着手しやすい環境にすることがキレイさを保つ1つの方法。どうすれば汚れづらく、掃除しやすくなるのか。最後に3つの方法をご紹介します。
【床をビニール製のマットにする】
もし床がフローリングの場合、ビニール製のマットを敷くことで水はねや汚れを掃除しやすくなるでしょう。柄物のマットなら落ちた髪の毛が目立たなくなる効果も期待できます。ただ、キッチリ掃除したい方には見えづらいことは必ずしもメリットにならないかもしれません。
【鏡や壁に防水性のタイルを貼る】
洗面台のデザインを変える方法としてもご紹介した、タイルシート。どうしても水が飛び散りやすい場所には、防水性のタイルシートを貼って水垢を予防する方法もあります。
【歯磨きの間に、お手軽掃除できる収納】
カンタンでも良いので、毎日掃除を続けるとキレイを維持しやすくなります。「ながら」掃除をするために、水が飛びやすい場所にはなるべく物を置かない収納にすると良いでしょう。掃除用のタオルなどを「見せる収納」として取りやすくしておくのも◎。
まとめ
洗面台は生活の中で欠かせない存在と言えるでしょう。
清潔、美容のための機能性だけではなく、インテリア性も期待したくなるかもしれません。人それぞれの望みを叶えるなら、DIYはチャレンジしておきたいところ。お手軽DIYで洗面台をリフォームする方法をご紹介しました。
「自分にもできそう!」そんな方法が見つかったら、ぜひ参考にどうぞ。