こんにちは。オシャレなリノベアイテムをこよなく愛する、編集部の福士です。
今回ピックアップしたのは、プロも使用する建材サイト「HAGS」で購入できる「メキシカンタイル」。ラテンのエネルギーと素朴な可愛らしさ溢れるタイルです。
今や、建材などのリノベアイテムも、個人でも買える時代になりました。でもまだまだ、どんなものをどこで見つけられるの?と疑問があるのも事実。そこで、日々気になっているアイテムを体験とともにご紹介していきたいと思います。
今日は、個性豊かなメキシカンタイルの楽しみ方や、苦労した馴れ初めなどなど、ボウクス株式会社の杉崎さんにお話を伺ってきました。
見た瞬間にパッと元気になる、メキシカンタイルの魅力
メキシカンタイルの魅力は、そのエネルギッシュさと素朴さの絶妙なバランスにありそうです。
太陽や、鳥、花などの自然をモチーフにしたエネルギーと、シンプルで、ところどころいびつなラインの素朴感が、馴染みやすさを演出しています。
一枚でも画になる。並べると、違う画になる。
一枚一枚を見てみると、それだけでも完成された画でもあります。でも、つなげてみるとまた違う画にもなります。
例えば、このブルー✕イエロー✕ホワイトのタイル。角同士が合わさると、お花のようなデザインに。
このように組み合わせをアレンジしていくと、そのデザインの可能性にソワソワします。キッチンカウンター?洗面所?どこに使おうか、どんなふうにデザインしようか。迷ってしまいますね。
オンリーワンのデザインを、自分で作る
メキシカンタイルは、原色に近い色が特徴です。反対色さえもお互いの色を引き立てあって、より鮮やかな印象になりますね。
タイルの上に植木を置いてみたり、タイルをランダムに並べてみたりと、あれもこれもと手が止まりません…。
どのように並べても、個性豊かで、オンリーワンのデザインが出来上がります。
そんなメキシカンタイルの魅力が見えてきたところで、実際のタイル事例を見てみましょう。
カウンターや壁には、インテリアのアクセントとして
こちらは、店舗の内装の事例です。カウンターにはメキシカンタイルが空間の顔といわんばかりに効いています。壁にも同じくメキシカンタイルを装飾していますが、こちらはランダムではなく同じ柄を連続してデザインし、空間をまとめています。
こういった施工事例も魅力的ですが、杉崎さんは、より身近にタイルを感じてほしいと、DIYの事例も見せて下さいました。
DIYで作る、「タイルトレー」
チャレンジさせて下さい!
福士「私にもチャレンジさせて下さい!」
杉崎さん「ぜひぜひ」
福士「画が可愛すぎて選びきれませんね!」
杉崎さん「笑。その過程も楽しいですよね」
福士「本当ですね。夏休みの自由研究にしようかな…」
杉崎さん「実際にそういうお子様もいらっしゃいますよ」
福士「そうなんですか!お子様じゃないのにすみません。でも、じっくり選びたいなと思いました。」
杉崎さん「お時間をかけて、ゆっくりお好みのデザインを作ってくださいね。他にもコースターにする方や、一枚使いされる方もいらっしゃいますよ」
コースターや、カジュアルな菓子受けとしても、愛らしい存在のメキシカンタイルです。
玄関近くには鍵置きとして。お気に入りのデザインがそこにあると、ほんの少しうれしくなりますね。二枚並べると空間のアクセントにもなります。
個性的な絵柄のタイルは78種類!さらに単色20色!
絵柄と無地と合わせると98種ものラインナップがあります。
デザインの幅が広がりに広がって、迷いに迷いそう…!
このように今となっては約100種近いタイルを取り扱っていますが、オリジナリティが高い柄と、歪みの多い特性上、取り扱い始めた当初はデザインの数も少なかったそうです。
取り扱いから15年。少しずつ安定してきたカタチ
お取り扱いを始めた頃の印象は?
「今よりも、ずっとずっと一つ一つのサイズや歪みの差がありました。品質のチェックも必要なので取り扱う絵柄もいまよりもかなり限られていました。日本では、サイズもカタチもきっちり揃っている状態が好まれるので、少しずつより安定した品質に向けて進歩してきて、今では反りや歪みなどが少なくなって、絵柄も基本的には全て取り扱うことができるようになっています」
歪みはどの程度ですか?
杉崎さん 「お見せしますね」
福士 「確かに、反りがありますね。個人的には温かみがあって好きですが、施工となると職人さんが大変だったりするのでしょうか。」
杉崎さん 「そうですね。中には、この歪みが好きという方もいらっしゃって、歪みの場合は下地や目地の幅などで調整するのですが、完全に均等でなくても良く、むしろタイルの味を楽しみたいという方もいらっしゃいます。職人さんの目線から考えると、壁やカウンターなど広範囲に何枚も並べるにはやはりある程度均整のとれたカタチが理想かと思います。その点で、今取り扱っているこのメキシカンタイルは、日本の現場でも扱いやすい品質になって来ました。それでもタイルは一枚一枚顔が違うので、出荷前には一点ずつチェックをしています。」
出荷前には、一点ずつ手で触って指差し確認
品質が上がったとは言え、タイルなのでどうしても割れや歪みがないわけではないそう。なので、出荷前に一点ずつ欠けや歪みがないか、指差し確認しているとのことです。
メキシカンタイルの今後の展開
今は100mm角(中央)がメインのラインナップですが、今後はサイズ展開を検討しているそうです。
左から順に50mm角(約5cm)、100mm角(約10cm)、150mm角(約15cm)。
現段階では小さいサイズと大きいサイズは、まだ取り扱いの数は少ないそう。これから拡大していく方向とのことです。それにしても50mm角の可愛さがたまりません。
DIYでタイルがもっと身近に
メキシカンタイルの楽しみ方、いかがでしたでしょうか?1点でもDIYでも自由に楽しめることがわかりましたね。これまでは企業間での取引が多かったタイルですが、SNSの普及により一般の方への間口が広くなったことも、ラインナップの充実に繋がっています。
「雑貨を選ぶように、自由にタイルを使ってほしい」との思いから、一枚でも購入できるようになっている点も、ボウクスさんのタイル愛なのかもしれません。
これまでは業者経由でしか変えなかったデザインタイルが身近になって、ますますDIYマインドも高まりそうです。
メキシカンタイルのラインナップはコチラ [HAGS]