古くなった住宅をリフォームして、快適な暮らしを手に入れたいという人は多くおられます。一方で、リフォームに興味があるものの、どのような流れでリフォームが進むのかわからないので不安に感じるという人もいるようです。
リフォームによっては高額な費用がかかることもあります。リフォーム後に後悔しないためにも、リフォーム完成までの流れをしっかりと把握しておきましょう。
リフォーム工事前にやっておくべきこと
リフォームの計画を立てるときには、はじめにどのようなリフォームを希望するのかを明確にします。家族で話し合いをして、どの部分をリフォームしたいのかをピックアップしましょう。リフォームを計画するときには、以下の箇所について検討しておくことをおすすめします。
・キッチン
・浴室
・トイレ
・リビング
・洗面所
・玄関
・外壁
・屋根
・耐震性能
リフォームを検討するときには、現在の不満点に加えて、将来に起こりえる問題についても話し合うことがおすすめです。バリアフリーの必要性や子ども部屋の増設、二世帯住宅への間取り変更なども確認しておくことで、必要なリフォームを明確にできるでしょう。
優先順位を決める
現在の住宅の不満点がわかったなら、次にリフォーム工事の優先順位を定めましょう。Webサイトやカタログ、専門誌などを参考にしながら、リフォームの内容を決定します。リフォーム業者の中には、ショールームを設置しているところもあります。目で確かめながら希望するリフォーム工事を明確にしていきましょう。
業者に見積もりの依頼を出す
希望するリフォームが決まったなら、業者に見積もり依頼を出します。おもな業者は以下のように分けられます。
・リフォーム業者
・工務店
・住宅設備会社
「一度お願いするとリフォーム工事を断れなくなる」と考えてしまいがちですが、見積もりなどの相談については無料で行っているところがほとんどです。複数の業者に見積もりを依頼しましょう。
間取り変更や耐震工事をなどを希望している場合は、現地調査による確認を希望するところもあります。業者と相談をしながら、リフォーム工事の準備を進めましょう。
最終プランの決定
リフォーム工事を依頼する業者が決定したら、契約を交わします。契約にサインをする前には、見積書の内容を細部まで確認しておきましょう。また、リフォーム工事の規模によっては、仮住まいが必要になることもあるのであらかじめ準備しておきましょう。
リフォーム工事期間中の流れ
リフォーム工事期間は工事内容によって異なるので、あらかじめ確認しておきましょう。工事の着工前には、近隣住民へのあいさつも忘れないように行います。
リフォーム工事の期間中に関しても、業者にすべて任せるのではなく、工事の詳しい状況について把握しておくことをおすすめします。水回りや配線などの工事については、見えない部分で問題が発生することもあります。そのような場合は、業者としっかりと話し合いをして、納得のいく解決方法を選びましょう。
水道代や電気代に注意
リフォーム工事で使用する電気代や水道代は、依頼主が負担します。工事の内容によっては、電気や水道を使用することもありますが、必要以上に使用していると感じたときには、遠慮せずに業者に相談しましょう。
工事期間中の外出
共働きの夫婦の場合や仕事などで外出するときには、業者にカギを預けざるを得ないこともあります。カギについては、工事の責任者に預けておきましょう。
工事期間中はさまざまな業者が出入りをします。しかし、工事監督などの責任者は工事の完了まで携わるのがほとんどです。トラブルを避けるためにも、工事の着工前に話し合っておくことをおすすめします。
リフォーム工事完了後にすべきことの流れ
リフォーム工事が完成したら、依頼主によるチェックを行います。未完了の部分や納得のいかない部分があればすぐに相談して、対応を促しましょう。
多くの業者では、工事が完了したあとに保証書を発行しています。保証書は、不具合が生じたときなどに必要なので大切に保管してください。
アフターフォロー
工事が完了したら終わりではありません。業者によっては、定期点検やメンテナンスを行っているところもあります。どのようなアフターフォローがあるのかを事前確認しておくことで、トラブルを避けることができるでしょう。
まとめ
リフォームの流れは、工事前、工事期間中、工事完了後にわかれます。工事前には、家族で相談しながら、どのようなリフォームを行うのかを決定しましょう。
リフォーム工事の期間中に関しても、工事の状況についてしっかりと把握しておきましょう。水道や電気の使用、カギの保管などについても、あらかじめ責任者と話し合っておくことをおすすめします。
リフォーム完了後には、依頼主によるチェックを行います。完了後のトラブルを避けるためにも、納得のいかない部分があればすぐに相談しましょう。