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少なければ増やそう!壁面収納家具で収納量UP

マンションや戸建て住宅に限らず、住まいを新しくするときの基準の一つに「収納」があります。

特に、賃貸物件やマンションで、備え付けの収納が少なくて困っている場合におすすめなのが、壁面収納家具です。壁一面に設置するだけで、大幅な収納アップが見込めます。

今回は、収納が少ない部屋でも収納量を増やすことができる壁面収納について、メリットやデメリット、選ぶポイントについて詳しく解説していきます。

 

 

壁面収納は強い味方

 

HAGSアイテム:壁面収納セット スタンザ W284

狭い土地に立つ場合、どうしても狭い物件になりがちです。すると収納も少なく、部屋中にモノがあふれてしまうなんてことにも。間取りも広さも大きく取れない場合の悩みといえます。

そんな時におすすめなのが、壁面収納です。壁面収納とは、壁一面に引き出しやハンガーラック、棚などを設置するもので、狭いマンションでも大きく収納スペースを取ることが可能です。

 

壁面収納のメリット

壁面収納のメリットは、ライフスタイルにあわせてカスタマイズできる点です。

1か所にまとめて収納できる、インテリアとしても機能する、上手に使えば間仕切りにもなるといった点が上げられます。自分好み、あるいは家族にあわせて収納をカスタマイズできるので、無駄が出ず、ところどころに観葉植物やオブジェを配置すれば、インテリアの一つとしても活躍してくれます。

 

壁面収納のデメリット

壁面収納のデメリットとして、有効面積が狭くなってしまうことです。

収納を部屋の中に作るので、その分住める場所を更に狭くしてしまうので、配置や大きさには十分配慮する必要があります。また、費用が掛かるので、製品はよく選ぶ必要があります。

 

壁面収納は地震に注意する

最も注意しておきたいのは、地震対策です。

壁面収納家具は、床から天井まで収納家具を置くことになるので、万が一地震で倒れると、大きな被害を出してしまう可能性もあります。そんなことにならないためにも、突っ張り棒でしっかり家具を固定し、上から下にいくにつれて重いものを収納するなど、万全の地震対策を取るようにしましょう。

 

 

壁面収納家具は引き出しがポイント

狭い日本の住宅にぴったりの壁面収納家具ですが、どのようなポイントで選んでいけばいいでしょうか。基本的な2つのポイントをご紹介します。

 

1.上は棚式、下は引き出し式にするとものの出し入れが楽

壁面収納家具には棚や引き出し、ハンガーラックなどさまざまな種類があり、ものによっては組み合わせてカスタマイズすることも可能です。この時に上は棚式、下は引き出し式をおすすめします。

上が棚・下が引き出しなら目線を動かさずにモノの出し入れができます。逆の場合は、わざわざ棚のモノを取るのにかがまなくてはならなかったり、引き出しの中が見えづらいため脚立を使わなくてはならないことになります。

 

2.扉をつけるかは設置場所にあわせて考えよう

壁面収納には、扉をつけられるものもあります。扉を閉めればすっきりした印象になり、統一感も出るでしょう。ただ、ここで壁面収納を設置する場所から、扉の必要性を考えてみましょう。

狭い部屋やクローゼットに壁面収納を設置する場合、扉の開け閉めだけでもスペースを取られてしまいます。またどこに何が入っているか扉を開けないとわからないので、かえってモノの管理がしづらくなることもあります。

リビングなどお客さんが目にする可能性がある場所に壁面収納を設置する場合は、扉をつけたほうがよいでしょう。その際には、扉を開けるのに十分なスペースがあるか、よく確認しましょう。

 

 

色柄は床・壁・天井を含めて3色以内でまとめる

壁面収納家具はその大きさから、インテリアとしても重要な要素になります。そのためあまりに部屋になじまない色やデザインにしてしまうと、統一感のあるインテリアになりません。

そこで、壁面収納家具の色やデザインを決める際には、部屋の床・壁・天井の色とあわせて、部屋全体の色を3種類以内でまとめるようにしましょう。色をおさえることで、統一感のあるインテリアになります。また、できれば部屋にある家具と同一のメーカーのものを使うと、より部屋になじむ収納になります。

 

 

まとめ

狭い日本の住宅で問題になる、収納。壁面収納家具は壁一面に設置するだけで大きな収納スペースが確保できるので、検討して頂きたい方法です。色やデザインも少し気をつけるだけで、部屋全体のインテリアが整うので、ぜひ参考にしてみてください。

 

(参考:エクスナレッジ 飯塚 豊「間取りの方程式」)