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「ケアマンション」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

誰でもわかるリノベ用語集610

■ケアマンション

「ケアマンション」とは「けあまんしょん」と読みます。地域によっては「シルバーマンション」とも呼びますが意味は同じです。「ケアマンション」とは、シニア世代を対象としたマンションのことです。

快適に暮らせるように介護や食事などのサービス、医療機関との提携、バリアフリーの室内空間、安否確認などが用意されています。所有形態は分譲マンションと賃貸の2種類があり、運営会社によって好きなタイプを選べます。

ケアマンションはシニア世代をターゲットとしており、年齢に関する入居の条件を定めている場合があります。ケアマンションでは医療や食事に関するサービスを提供していますが、一方で入浴や排せつなどのサービスは提供していない場合があります。施設によってはサービスの内容が異なるので、入居を希望する際には事前の確認が必要です。

ケアマンションに似た形態として老人ホームがあります。老人ホームとの大きな違いは所有権です。分譲型のケアマンションの場合は所有権が利用者にあるので、資産として残すことも可能でしょう。一方で、老人ホームの場合は利用権のみであり、分譲マンションのように第三者への権利の譲渡は認められていません。また、老人ホームでは外出に関する制限を設けている場合がありますが、ケアマンションなら自由に外出ができるでしょう。

入居費用は施設によって異なり、数百万~1億円の幅があります。利用料についても、施設によって10万~30万円のがかかるでしょう。

(参考:シニア向け分譲マンション・ケア付き高齢者住宅とは?