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「スキップ方式(すきっぷほうしき)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

誰でもわかるリノベ用語集615

■スキップ方式(すきっぷほうしき)

「スキップ方式」とは「すきっぷほうしき」と読みます。「スキップ方式」とは、マンション形式のことです。マンションのエレベーターには各階に停止できるタイプと複数階で停止できるタイプがあります。スキップ方式は複数階に停止できるタイプのエレベーターを使用しています。

スキップ方式のマンションのメリットは部屋の面積を広く取れることです。各階に停止できるタイプの場合、すべてのフロアにエレベーターホールを設置しなければなりません。また、各部屋に移動するために共用廊下を設置します。

一方でスキップ方式のマンションの場合、エレベーターホールを設置する必要がありません。共用廊下も不要になるので、エレベーターのないフロアについては住戸の面積を広げられるでしょう。また、南北や東西の2面にバルコニーを設けられるで、効率よく採光や通風を得やすいというメリットもあります。

さらに共用通路がないので、廊下から居間や玄関を除かれないというメリットもあります。プライバシーを保ちたいという方にはおすすめのマンション形式です。

一方でスキップ方式の場合、階段を使用しなければたどり着けない部屋が発生します。小さな子どもいる家庭やシルバー世代の夫婦などは、不便に感じることもあるでしょう。ベビーカーやシルバーカーを使用している場合には、階段を使って運ばなければなりません。最近では、バリアフリーに関する法律が施行されており、スキップ方式を採用したマンションは見られなくなっています。

(参考:みずほ不動産販売「スキップ方式(マンション)」