誰でもわかるリノベ用語集651
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■外皮熱性能(がいひねつせいのう)
「外皮熱性能」とは「がいひねつせいのう」と読みます。「外皮熱性能」とは建物のエネルギー消費性能を評価する際の指標のひとつです。屋内と屋外の温度差によるエネルギー損失量を計るもので、数値が小さいほど省エネの効果が大きいとされています。
「外皮」とは建物の内部と外部を分けている境界のことです。外部と内部をつなぐものとして、外壁、床、天井、屋根、窓、玄関などが挙げられます。「外皮性能」とは外皮の気密性、遮音性、耐久性などがあり、断熱性については外皮熱性能と呼んでいるのです。
外皮熱性能の計算方法は国土交通省によって定められています。住宅の場合には、窓や外壁の外皮平均熱環流率や1日の最高気温が32℃以上になる期間の平均日射熱取得率を元に算出します。一方で非住宅建築物については、外気に接する壁からの距離が5m以内の屋内空間、屋根直下階の屋内空間、外気に接する床直上の屋内空間の床面積当たりの年間熱負荷を元に算出します。
建物を建築する際には、外皮熱性能を含む外皮性能の指標の確認が重要と言われています。外皮計算をすると、住宅の省エネルギーの最適化が分かるからです。生活で消費するエネルギーには暖房、冷房、換気、給湯、照明、調理、家電などがありますが、大きな割合を占めているのは暖房と冷房です。外皮性能を確認して、断熱性能を高めることで無駄なエネルギーの消費を減らせるのです。
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