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「客付け(きゃくづけ)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

誰でもわかるリノベ用語集670

■客付け(きゃくづけ)

「客付け」とは、「きゃくづけ」と読みます。「客付け」とは売却予定の不動産の買い手を見つけたときのことです。「客付け」のことを「客付け業者」ということもありますが、意味は同じです。

反対に不動産の売却の依頼を受けることを「元付け」、または「元付け業者」といいます。また、物件を保有している業者に不動産の売却や購入の紹介する行為のことを「客付けする」といいます。

客付けと元付けは似ている言葉ですが、不動産取引の相手方を見つけたときのことを客付け、顧客から不動産取引の依頼を受けた場合には元付けと理解できるでしょう。

客付けや元付けなどの用語は不動産の賃貸でも用います。賃貸仲介における客付けとは不動産会社に対して借主を紹介する行為が客付け、貸主である大家から借主の依頼を受けることが元付けです。

客付けする不動産会社は入居者の紹介によって収入が得られるので、さまざまなエリアの不動産情報を集めて物件の紹介をしています。

状況によっては顧客は賃貸予定の物件の大家を十分に認識していないことがあり、賃貸物件に関する詳細な情報を持っていない場合もあるでしょう。仲介手数料を払うと客付けをした不動産会社との関係が切れるため、入居後のトラブルには対応していません。

一方で元付けを行っている不動産会社の場合、物件の多くを自社物件として管理しています。物件にも詳しく、入居後の問題についても適切に対処してもらえるでしょう。ただし、客付け専門の不動産会社と比較すると、取り扱っている物件が少ない可能性があります。

(参照:at home「客付けとは」)