誰でもわかるリノベ用語集775
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■鉄骨造(てっこつぞう)
「鉄骨造」とは「てっこつぞう」と読みます。「鉄骨造」とは、建物の骨格が鉄骨で作られている構造のことです。構造欄にはスチール(Steel)の頭文字を取っ手「S造」と記載されていることがあります。鉄骨造の特徴は耐久性に優れており、鉄筋コンクリート造よりも軽量であることです。一戸建ての建築でも使用される鉄骨造ですが、マンション、アパート、倉庫、工場などでも使われています。
鉄骨造には「重量鉄骨造」と「軽量鉄骨造」の2種類があります。鋼材の厚さが異なっており、6mm以上の場合は重量鉄骨造、6mm未満の場合は軽量鉄骨造と呼ばれています。また、軽量鉄骨造は柱や梁をボルトで結合する「プレース加工」が用いられていますが、重量鉄骨造では柱や梁を溶接して枠を一体化させる「ラーメン工法」が取り入れられています。
鉄骨造のメリットは品質の安定です。木造と比較した場合、天然木を使用する木造では使用する木材によって仕上がりが異なります。一方で、鉄骨造は品質が安定しており、施工ミスが起こりにくいでしょう。
鉄骨造のもうひとつのメリットは間取りの自由度です。木造住宅の場合は建物を支えるために多くの柱や壁を使用しますが、頑丈な鉄骨を使用している鉄骨造については少ない柱や壁で建物を支えられます。空間を広く使えることができるので、開放感のあるリビングやゆとりのある寝室を設けられるのです。
一方で鉄骨造には断熱性が低いというデメリットがあり、建築の際には断熱施工や防湿施工が必要です。
(参考:有限会社高田鉄鋼「鉄骨住宅には2種類ある!重量鉄骨と軽量鉄骨を比較!」)
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