誰でもわかるリノベ用語集821

■インナーテラス

「インナーテラス」とは屋内に設置されたテラスのことをいいます。屋根や壁に囲まれるなど室内に近い環境で、日差しや雨をしのぎながら、外空間の心地よさを楽しめる半屋外（半屋内）のような空間です。多くの場合、リビングの一角やリビングと隣り合う位置に設置されます。床を屋外用のタイルなどで仕上げて庭やベランダから土足で上がれるようにするケースもあります。

インナーテラスは、プランタや鉢植えなどを置いて庭のようにガーデニングを楽しんだり、テーブルとチェアのセットを合わせてカフェにいるようにくつろいだりといった、非日常を感じさせてくれる空間づくりとも相性が良いスペースといえます。リビングに隣り合う位置にある場合は、アウトドアリビングとして広々と使用することもできるため、来客時やホームパーティーなど多くの人が集まる場としても向いています。

雨や風の影響を受けにくいため、洗濯物を干すなど、日常的にもさまざまな使い方ができる機能的なスペースです。

デメリットとしては、まず施工費用があげられます。通常、テラスやデッキなどを含む外構工事は住宅本体の工事とは切り離して施工されることが多いですが、インターテラスではそれが難しいため、屋外のテラスと比べて費用が高くなりがちだとされています。しかし、室内空間の施工費用ほど高くなることは少なく、目安として、室内を施工する場合の坪単価の半分程度であるとも言われています。

また、間取りや配置の仕方によってはデッドスペースになったり、プライバシーが確保できずに使いにくいといった状況にもなりかねないため、インナーテラスを設置する際には注意が必要です。業者や専門家のアドバイスを取り入れながらより活用しやすい形で取り入れましょう。

（参考：SUUMO 「インナーテラスとは？メリット・デメリットは？おしゃれで快適な間取りにするポイントを解説！」）

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