キッチンリフォームを本格的に考えた時、工事は何日くらいかかるだろうと思いますね。キッチンが使えない間、食事はどうするのかも考えておかなければなりません。
リフォームの期間は、工事の範囲によって変わってきます。キッチンのみなら1日。内装工事も含めると3~4日必要でしょう。もう少し、詳しく見ていきましょう。
キッチンリフォームの工事別期間
システムキッチンのみの交換
システムキッチンの交換工事期間は一般的に2日ほどです。
多くのシステムキッチンは1日で設置できます。ただし、古いキッチンを解体したり取付後の作業が必要なので、2日間の工事日程で行うことが一般的です。また、キッチンの設置場所以外に、作業スペースを多く確保できればその分作業が早くなります。十分なスペースを確保できれば、1日で完了することもあります。
システムキッチンとキッチンパネルの張り替え
範囲を広げて、キッチンパネルを含めると2~3日ほど必要でしょう。
今から20~30年前のキッチンは、壁はタイル張りがほとんどでした。タイルの壁もリフォームする場合には、キッチンとタイルを壊して、使い勝手の良いキッチンパネルを張る工事に1日ほどかかります。翌日にキッチンを設置して完了です。
解体工事中はホコリが出やすく、キッチン室を閉め切って作業することがほとんどです。作業スペースも必要になります。工事期間は、作業スペースがどの程度確保できるかでも変わってくると覚えておきましょう。
システムキッチンとダイニング内装工事
キッチンにつながるダイニングの内装も含めた工事には、3~4日ほどかかります。
キッチン室やダイニングは、油や煙で汚れてきます。壁紙が変色したり、水分で床が傷んでいる場所もあるでしょう。せっかくキッチンを新しくするので、部屋全体もキレイにしたいところです。
キッチンを解体し、キッチンパネルを張り終えたら壁紙の貼り替えや床の張替えなどの内装工事を行います。内装工事に2日ほど要しますので、工事完了までには3~4日必要でしょう。
キッチンリフォームの工事期間を短くするための打ち合わせポイント
キッチンリフォームの工事期間を短くするには、工事業者との打合せと事前準備も大切です。
特に大切なのが、作業スペースと通路の確保。この二つを十分に確保できれば作業効率が上がり工事期間も短くなります。
そうは言っても、どのぐらいのスペースが必要か。初めてリフォーム工事を行う人は分かりませんね。そこで工事業者との事前打合せがとても大切になってきます。工事を管理する人は、どのぐらいのスペースが必要か、通路はどの程度確保できるかを把握しています。支障なくスムーズに工事が進むように、事前にしっかりと打合せを行いましょう。
打合せで確認したいポイント
実際に打合せで確認したいのは4つです。
1. 工事の範囲と期間
まず、工事の範囲と期間を具体的に確認します。
キッチンまわりにはたくさんのモノが集まっています。大きな冷蔵庫や食器棚。さらに食器や調理器具などのたくさんの小物類も多いでしょう。工事中にどこまで移動が必要なのかを確認します。
冷蔵庫や食器棚は、キッチン内の移動で済む場合もあります。
2. 工事の開始時期、終了時期
次に、工事を何時に始めて、何時に終わるかを確認します。
建築業界は8時~17時という慣例があります。一般家庭ではまだ朝の準備をしている時間帯ですので、始まりと終わりを確認しておきましょう。要望すれば9時に始まって16時に終わるという時間設定もできます。その場合には、工事期間が長くなる可能性もありますので、確認を怠らないようにしてください。
3. 工事の作業場所と通路
工事中の作業場所と通路を確認します。どこを通って、どこで作業したいかを工事業者から聞き、場所確認と調整をします。
片づける範囲をはっきりさせると事前準備で何をすればよいのかが、明確になるでしょう。特に通路に関しては、家具の移動や養生も必要です。廊下に絵画や写真を飾っている場合には、邪魔にならないように事前に取り外すことを忘れないようにしましょう。
4. 工事中に使えないもの
電気や水道、ガスなどが一時的に止まる場合があります。トイレが使えなかったり、電気が止まったりすることもあるので、事前に確認と対策をしておきます。
家電製品やパソコンなどがある場合は特に注意します。電源が遮断されることで、設定がリセットされる可能性もある製品は、事前に取り外すことをおすすめします。
工事中の食事
キッチンリフォームの工事期間中は、キッチンが使えません。
仕方ないと承知した上で、使えない時間を最小限にするために、工事業者とよく打ち合わせをしておきましょう。例えば、2日間かかる工事でも使えない時間帯は限られます。使える時間帯を把握して、食事をどうするか考えておくと不都合も少なくてすみますね。
リフォーム工事より手間がかかるキッチン片付け期間
工事より手間が掛かるのはキッチンの「片付け」。工事当日までには片付けが終わっていなければなりません。
必要なもの、不要なものを分けて整理整頓するのは意外と時間が掛かります。数年に1回しか使わないもの、思い出の品などを分けるのは体力と気力も使う作業です。片付けでは不要なものも出てきます。事前に工事担当者に相談して、キッチンと一緒に処分できないか聞いてみるのもひとつの方法です。追加費用が掛かることもあるので、費用確認も忘れずに行ってください。
一方、生ものや液体、カセットボンベ、木炭など、工事業者が処分できないものもあります。自治体の廃棄手順を確認して、早めに対策をしておきましょう。
まとめ
今回は、キッチンリフォームにかかる期間を中心にお伝えしました。規模が大きくなるとそれだけ工事期間もかかります。キッチンリフォーム期間中に食事はどうするかを決めておいたり、不要な物を片付けておくなどの事前準備も重要だとおわかりいただけたと思います。
キッチンリフォームを考えたときに、工事期間を把握することはとても大切です。ぜひ参考にしてみてください。