家をリフォームしたいものの、費用がどのくらいかかるのか不安という人が多くいます。可能ならば、リフォームにかかるおおよその費用を把握しておきたいものです。
そこで今回は、リフォームにかかる費用をまとめました。加えて、リフォームの費用を抑えるための方法も紹介します。
リフォームを検討されている方は、この記事をぜひ参考にしてください。
家のリフォームの費用
一般社団法人住宅リフォーム推進協議会による「平成29年度第15回住宅リフォーム実例調査」のデータによると、リフォーム工事の金額の平均は756.9万円です。具体的なリフォーム金額は以下のとおりです。
上記の結果からもわかるように、リフォームの多くは、100万円から1,000万円まで幅広く分布しています。
リフォームの費用と築年数の関係
一般社団法人住宅リフォーム推進協議会による「平成29年度第15回住宅リフォーム実例調査」では、リフォームしたときの築年数とかかる費用の統計も紹介しています。結果は以下のとおりです。
*戸建ての場合
戸建ての場合、築年数の長い住宅については、費用が1,000万円を超えるケースが多くあります。一方で、10年以下の住宅については、およそ3割が100万円以下という結果も出ています。
*マンションの場合
マンションの場合、築年数の長くなると、501万円以上のリフォームが減少しています。また、10年以下のマンションでも、501万円以上のリフォームをする人もいます。
リフォームするときに費用を安く抑える方法
リフォームするときには、できるだけ費用を安く抑えたいものです。そこで、費用を抑えながら、理想のリフォームを実現する方法について紹介します。
業者選びを慎重に行う
リフォームするときには、業者選びを慎重に行いましょう。リフォーム工事を行う業者として、工務店や住宅メーカー、リフォーム会社などが挙げられますが、得意分野は異なります。
水回りのリフォームについては水道業者が得意ですし、外壁のリフォームについてはリフォーム会社や塗装業者が得意です。そこで、どの部分をリフォームするのかを決定したあとに、どのリフォーム会社が適切なのかを検討するようにしましょう。
加えて、リフォームの見積もりを依頼するときには、はじめから1社に決めるのではなく、複数の業者に見積もりを依頼してから1社に絞るのがよいでしょう。
工事内容を業者と話し合う
リフォーム工事の中には、費用がかかるものがあります。工事の前に、費用を抑える方法がないかを業者と話し合っておくことが重要です。
費用のかかる工事として以下のものがあります。
・たくさんの業者がかかわるリフォーム
・標準サイズから外れる資材を利用したリフォーム
・手間や時間のかかるリフォーム
壁紙などはグレードを落とすことで費用を抑えられますが、リフォーム完成後に「こんなはずではなかった」と後悔するケースもあるので注意が必要です。費用が高いと感じたときには、どの部分に費用がかかっているのかを業者に聞いて、アドバイスをもらうのがよいでしょう。
変更が生じたときには早めに相談する
リフォーム工事を行っている途中に、追加の工事を依頼したいというケースがあります。そのような場合、早めに相談することで費用を抑えることもできるでしょう。
工事が着工してから追加や変更の依頼をすると、使えない資材が出てきたり、業者の手配のやり直しをしたりしなければならないなど、問題が発生することがあります。
無駄なコストを抑えるためにも、変更や追加は早めに行いましょう。
まとめ
家をリフォームするときの平均金額は756.9万円です。戸建ての場合、築年数が長いほどリフォームの費用が高くなっています。一方で、マンションの場合、築年数が長くなると費用が下がるという傾向にあります。
リフォーム工事の費用を抑える方法は、慎重な業者選びをすること、工事内容について業者と話し合うこと、変更や追加は早めに依頼することの3つです。
リフォーム工事の中には、費用がかかりやすいものがあります。リフォームで使用する資材のグレードを下げるだけではなく、ほかの方法で安く抑えることができるのか相談するのもよい方法です。