いつの間にか汚れてしまうフローリング。それもそのはず。毎日の拭き掃除はなかなか大変で、ついさぼってしまいがち。仕事をしている方なら、なおさらのことでしょう。床は家の中でも大きな面積を占める箇所ですから、汚れてしまうと家全体が汚く感じてしまいます。
人を招きづらい家になってしまう前に。フローリングを効率的に掃除する方法を解説いたします。
フローリングの掃除はまめにすると楽!でも忙しくてできない?
年末の大掃除の時、「毎日軽くでも掃除しておけばよかった」と思ったことはありませんか?結論から言ってしまえば、忙しい方ほどこまめに掃除をして汚れを沈着させない工夫が必要と言えるでしょう。
フローリングに沈着した汚れは、たいてい落ちづらいものです。
例えば黒ずみ。これは人間の足裏の皮脂が原因でできることが多いのですが、皮脂が時間の経過とともに変色することで黒ずみへと変貌するのです。
しっかりと落とすには、フローリング用の洗剤でふき取り、そして乾拭きをして水分を取るという手間が必要とされています。洗剤もアルカリ性だと床のワックスを溶かしてしまうため、中性洗剤を使う必要があるなど気を遣うことがたくさん。
フローリングの上に放置された細かいゴミなども、細かいキズの原因になります。そのキズに汚れが入り込めば、非常に取れづらいものとなります。
では毎日のように水拭きをして、乾拭きで磨き上げて…という作業が必要かといえば、そうではありません。
掃除を効率化する方法の1つとして、毎日のお掃除はスキマ時間に軽く、そして週末などを使って定期的に水拭きなどで汚れを防ぐという方法があります。
毎日することだからこそ。フローリングを簡単に拭く方法
毎日のフローリングのお掃除には、フロアワイパーが向いています。
これなら忙しい方でもまめに掃除しやすいのではないでしょうか。
フロアワイパーは、すぐ手に取れる場所に置くと掃除する習慣が付きやすいです。2階建ての家であれば、1階と2階それぞれに。
リビングや寝室などの部屋ごとに置いても良いでしょう。とにかく、数歩で手に取れる位置に置いておけばタイミングを失いづらいです。
掃除する時間は朝をおすすめします。日中は細かいゴミが空気中に舞い上がっており、床掃除の効率が悪くなります。夜中の間にゴミが床に落ちますので、朝の床掃除が効率的でしょう。朝は忙しい時間帯ですが、ワイパーであればお茶を沸かしている間やパンを焼いている間にでもササっと掃除することもできます。
また、ワイパーの他にも便利なアイテムがあります。モップのような毛がついたスリッパを履くことで、ちょっとした水はねであれば歩くついでにお掃除できます。これも時短術として取り入れている方がいらっしゃいます。
モップ機能が無いスリッパでも、裸足で歩くよりも皮脂がフローリングに付きづらくなるためおすすめです。
何事も、毎日全力では長続きしないでしょう。しかし完全放置できないのも事実。毎日の掃除として、ひとまず軽いワイパーがけを推奨します。これなら効率的に続けられる自信が湧いてきませんか?
時間のある休日などに。週に1度、掃除機でしっかりゴミを取る
ワイパーの掃除だけではゴミやほこりを取りきることは難しいでしょう。週に1度は掃除機がけすることを推奨します。
例えば休日。ゆっくりしたいところではありますが、ちょっとだけ時間を割きましょう。これも後々苦労しないための時短術と考えていただけると幸いです。今はお掃除ロボットの性能が向上しているため、どうしても時間がとれない時には頼ってしまうのも1つの手段です。
掃除機をかけるときは、急がないほうが効率的です。一般的に、ゆっくりとスイングした方が多くのゴミをしっかり吸い取れると言われています。掃除機からの排気が床のゴミやほこりを散らせてしまう恐れがあるため、本体は持ち上げて床へ排気しないよう意識しましょう。
毎日行うわけではないので、掃除機は少し気を遣ってかけましょう。下手にゴミを残して、床が傷つくよりはずっと手間が少ないはずです。
では、最後に水拭きの方法をご紹介します。掃除機だけでは油や水の汚れをしっかり落とすことは難しく、キレイに床を保つには必須の手段です。
月に一度!水拭きで汚れ取り
後々のことを考えると、スリッパを履いていたとしても、毎日ワイパーをかけていたとしても定期的な水拭きは行うべきです。
水拭きする前に、まず乾いたワイパーで毎日のとおりにゴミ・ほこりを取り除きます。その後、ウェットなワイパーで水拭きをしましょう。いきなり水拭きをすると、ほこりが水分で張り付いたり広がったりしてしまいます。
水拭き後にはから拭きが必要ですが、これもワイパーで済ませてしまえば時短になります。フローリングに水を残したままですと、しみの原因になりますのでお気を付けください。
ここでは月に1度の水拭きをオススメいたしました。しかしこれは最低限の期間と考えて頂くと幸いです。こまめに水拭きと乾拭きができれば、それだけ汚れが沈着するリスクは減ります。
まとめ
フローリングをキレイに保つためには、こまめに掃除をすることが大切です。ただし忙しい方のために、毎日ゴシゴシ拭かなくても済む方法を解説いたしました。掃除時間の短縮のためには、とにかく汚れを未然に防ぐことが重要です。
自分にとって、掃除に着手しやすい環境を作ることから始めてはいかがでしょうか?