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知っておきたい壁紙メーカーと洗面所に向く壁紙以外の選択肢

知っておきたい壁紙メーカーと洗面所に向く壁紙以外の選択肢

洗面所の中心となる洗面台が決まったら、次に決めたいのが壁紙です。空間のムードを大きく左右しますから、好みにあったものを選びたいですが、ただ好きに選べばよいというものではありません。なぜなら、洗面所は特殊なスペースで、カビが発生しやすいとかスペースが狭いとか、洗面所ならではの特徴があります。
 
ここでは、国内の有名壁紙メーカーをあげて、それぞれが持つ洗面所向きの壁紙を見ていきます。次に洗面所の壁を彩る壁紙以外の選択肢についても考えてみましょう。


 

国内の有名壁紙メーカー色々


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しっかりとした壁紙を選ぶ上で、頼りになるのがメーカーです。大手が手がけている壁紙ならば間違いはないだろうという安心感が大きいでしょう。しかし、壁紙メーカーも数多く、一般の方もご存じであろう有名どころから、プロの間では知られていても一般の知名度は今一つのところまであります。
 

知名度はバツグン「サンゲツ」

TVCMでも知られる「サンゲツ」は、前身となる表具店の創業が江戸時代という老舗の内装材商社です。機能性が高められた壁紙を得意としているのですが、洗面所向きのものは「吸放湿壁紙」や「通気性壁紙」でしょうか。いずれも洗面所の湿気を取り込んだままにしない、カビの発生を抑える機能があります。

 
国内最大級「シンコール」

カーテンや床材も手かげている「シンコール」は国内最大級の内装材メーカーです。数多くの壁紙を手がけています。「撥水」加工も施されているものを選ぶことで、洗面所の壁紙に求められている機能も満たすことができるでしょう。
 

明治から続く老舗「リリカラ」

かわいい社名なのに創業は明治時代「リリカラ」も長い歴史を持つ内装材メーカーですが、こちらも洗面所を意識した製品をラインナップしています。中でも「消臭+汚れ防止 ダブルクリーン」や「ハイブリッド光消臭 air refre」がオススメです。特に後者は、悪臭を吸着させてから光の働きで分解するというハイテク壁紙となっており、洗面所だけでなくニオイの気になるトイレにも使えるでしょう。

 

洗面所だからこそ!壁紙の注意点


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ノリで貼り付ける壁紙は湿気が苦手ですから、実は洗面所は壁紙が得意とする空間ではありません。それ以外にも注意点について考えてみましょう。
 

防カビ効果はいつまで持続する?

大手壁紙メーカーの「トキワ」によると、壁紙の寿命は5年から10年とのことです。つまり壁紙の機能も5〜10年しか持続しないと考えるべきでしょう。特に薬剤を用いる防カビ効果は、長期間の持続を期待しないほうが良さそうです。
(参照:トキワ「よくある質問」
 
ある程度の時間がたったら、市販されている壁紙用の防カビ剤をスプレーするなど対策をしたほうが良さそうですし、それよりも大切にしたいのが、換気の習慣です。カビの原因は湿気がこもってしまうことなのです。

 
珪藻土壁紙はどうだろう

高い吸・放湿性で知られる珪藻土は、湿度調節機能を持っており、壁材として注目を集めています。洗面所にピッタリの素材なのですが、サンゲツやリリカラなど大手のメーカーも「珪藻土壁紙」をリリースしています。
 
しかし、壁紙と塗り壁では用いられている珪藻土の量が違います。確かな湿度調節機能を求めるなら、珪藻土の塗り壁を選んだほうが良いのではないでしょうか。施工範囲が狭い洗面所ですから、コストもそれほどかからないでしょう。

 

壁紙以外の候補も考えてみる


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珪藻土の塗り壁はどうだろうか?というお話をしましたが、それ以外にも洗面所向きの素材はあります。人気となっているのは「エコカラット」です。

 
壁紙以外の有力候補「エコカラット」

LIXILが手がけている壁材「エコカラット」も高い吸・放湿性など機能性の点から検討したいものです。エコカラットが優れているのは、微細な穴が空いた構造、調湿機能は珪藻土の約6倍とメーカーは発表しており、ニオイ成分の吸収にも高い効果を発揮するといいます。
 
それでいて水拭きで掃除ができるのもエコカラットの優れているところです。まさに洗面所にピッタリの壁材となっていますから、検討してみるのはいかがでしょうか。
 

他にも候補はたくさんある

珪藻土やエコカラット以外にも、吸・放湿性が高い素材といえば木材も忘れてはいけません。特にスギやヒノキなど柔らかい木材の調湿機能は、近年見直されつつあります。また耐久性や掃除のしやすさで考えるならばパネル、メラミン樹脂のものならば色柄のバリエーションも豊富です。

 

まとめ

壁紙を意識するのはリノベーションや新築するときくらいで、余り知られていないメーカーが多いです。他にも「東リ」「トキワ」「ルノン」といったところが大手ですから、これらのメーカーから選べば間違いはないでしょう。
 
洗面所は壁紙を貼るのに、それほど向いている空間ではありませんから、壁紙以外の選択肢も考えたいものです。狭い空間だけにコストも抑えることができます。タイル張りなども良い選択といえるでしょう。