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壁紙のリフォームをしたい!業者に頼む時の注意点

壁紙のリフォームをしたい!業者に頼む時の注意点

「壁紙のリフォームをしたいけど、どこが安いの?」残念ながら、この疑問にすぐ答えることはできません。なぜなら壁紙のリフォーム費用の計算は決して単純ではなく、むしろ複雑だからです。

部屋の印象を大きく変える、大切な壁紙。費用にまつわる注意点も含めて、後悔しないための事前知識をご説明します。

壁紙のリフォーム費用は複雑?事前に確認したいポイント

壁紙のリフォームをしたい!業者に頼む時の注意点

リフォームをする際、どうしても気になる費用。さまざまな業者の価格とにらめっこして悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかしお気をつけください。注意しなくてはいけないポイントがいくつかあります。「提示されている金額=実際に支払う金額」ではないケースがあるのです。

面積あたりの価格表記に要注意
「㎡(平米)」で表記されている場合はわかりやすいでしょう。単純に面積で計算でき、誤解は少ないかと思います。

では「m(メートル)」ごとの料金を表記している場合はどうでしょうか。これは壁紙がロール状で保管されていることに由来した表記であり、問題となるのはその幅が明記されていない場合があることです。一般的には、ロールされた壁紙の幅は90cmとされています。つまり「1mあたり1000円」と表記されているときは、1m×0.9m=0.9平米の料金となる場合が多いでしょう。

仮に「1㎡あたり1000円」という業者があれば、こちらの方が低価格である可能性が高いです。可能性が高い、という言葉に疑問をお持ちかもしれませんね。それは、また別の料金に関する問題が隠れている場合があるからです。

金額の内訳に要注意
安い金額を提示する業者には、クロスの材料費のみを単価としている場合があります。壁紙のリフォームには、通常は材料費だけでなく工賃や廃材処理費、また下地の処理費も必要といわれています。

このあたりは実際に見積もりをしないとわからない場合があります。そこで有効なのは、複数業者に見積もりを出してもらうことです。見積書に記載された内訳をしっかりと確認することで、「安さを売りにしていたはずなのに結局高い」とがっかりする可能性は減らせるでしょう。

施工場所によって料金が違う点に要注意
壁紙のリフォームは、施工する場所によっても料金が変わります。トイレや洗面所などの狭い部屋のリフォームは、作業がしづらいという理由で人件費が高くなる傾向にあります。

壁の傷みや家具を守る費用にも要注意
壁の下地が劣化もしくは傷付いている場合にも、追加で処理費用がかかる場合があります。また、家具が置いてある部屋では、家具を守るための養生費というものが別途発生することもあります。
以上に列挙した追加料金によって、思ったより高額になってしまう可能性があるのです。

後悔しない壁紙の選び方

壁紙のリフォームをしたい!業者に頼む時の注意点

ここでは、壁紙のリフォームをしたのに「こうすればよかった」と後悔しやすいポイントを解説します。リフォームをする機会はそう多くはないもの。実際に施工してしまう前に、一度目を通して頂くことをおすすめします。

あまり変化を感じられなかった
この機会に今までとは違うイメージの壁紙を、とリフォームしたが変化を感じられなかったとの声があります。
安心感を求めて似た風合いの壁紙を選択するとこうなることがあります。色の系統を変えるには勇気が必要ですが、ちょっとした模様がある壁紙を選ぶと変化を実感しやすくなります。

家電や天井の汚れが目立つようになった
壁紙は新品でキレイなものになりますが、そのために家電のちょっとした黄ばみが目立ってしまうことがあります。大きな家電でなくても、コンセントのカバーが意外と気になるとの声も。真っ白な壁紙に変えると特に気になるようです。
家電を買い替えてしまうことで対処できますが、壁紙をベージュなどのくすんだ色にすることでも違和感を軽減できるでしょう。

隣室との違和感が出てしまった
これも部分的なリフォーム特有の問題です。一部の部屋のみリフォームする場合、全体の調和を意識することが大切です。
また、まったく別系統の色を選んだ場合だけではなく、単純にリフォームしていない隣室が余計に汚く見えることもあります。他の部屋の壁紙と似た色を選ぶことで違和感を軽減させる方法がありますが、リフォーム前から隣室の汚れが目立つ場合はまとめてのリフォームを検討してもよいでしょう。
壁紙を選ぶ際は、なるべく大きなサンプルで確認することをおすすめします。同じ色や模様でも、面積が大きくなると印象が変わります。「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、慎重に選んで新しい部屋を楽しみましょう。

インテリアとの調和にもひと工夫

壁紙のリフォームをしたい!業者に頼む時の注意点

事例はこちら

  • 家族のための書斎。

壁紙を張り替えるなら、インテリアとの調和も考えてみたいところ。ここでは、壁紙として選ばれやすい白・ベージュと合わせてみたくなるインテリアをご紹介します。

白い壁は、清潔感や部屋の広さを強調する効果があります。清潔感をさらにアップさせるには、グリーンのインテリアが効果的です。小さな観葉植物を棚に飾るだけでも、白い壁がさらにキレイに見えると人気のコーディネートです。

また、白を基調としたインテリアを選べば上品さがアップ。シルバーのステンレス素材を使った家具もプラスすることでスタイリッシュさもプラスできると好評です。

ベージュの壁はぬくもりの演出として効果的です。ここにグレーのインテリアを合わせると、上品さを持たせることに役立ちます。単品では生活感が出づらいと言われるグレーも、ベージュと並ぶと過ごしやすくリラックスできる空間になるとの声もあります。

ベージュの壁に濃い茶色を合わせることで温もりのある部屋にすることもできます。多少の赤いインテリア、例えばラグ等を組み込めば、さらに温かみのある演出が可能です。

まとめ

壁紙のリフォームは、業者によって値段が様々です。しかもネット上で安い数字を掲げていても実際の費用が安いとは限りません。

ぜひ、事前の見積もりをおすすめします。また壁紙の種類も豊富なため迷うかもしれませんね。後悔しないために、どのような部屋にしたいか具体的なイメージを持っていただくと良いでしょう。