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ヨーロッパインテリアから学ぶ!おしゃれな色使いのヒント

ヨーロッパのお部屋って、どうしてあんなにオシャレで個性的なんだろう、と思ったことはありませんか?

日本の雰囲気とは異なる何か、その理由の一つに「色使い」があります。ヨーロッパインテリアは差し色の使い方がとてもお上手。筆者が10年住んでいたスペインでも自宅に招かれる事が多く、ステキなおうちをたくさん見てきました。

今回は海外のセンス溢れる色使いのヒントをご紹介しますので、ぜひお部屋作りの参考にしてください。

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差し色を際立たせるポイント

やみくもにインテリアに色を入れても、洗練されたお部屋にはなるとは限りません。ここでは、差し色を活かすにはどうしたらよいのか、色使いの組み合わせのヒントと合わせて解説します。

全体の統一感

差し色を際立たせるには、まずお部屋全体の統一感が基本です。統一感を出す為には、大まかに2つの方法があります。

  • 家具や壁紙を好みのベースカラーで揃える。ナチュラル系、ダーク系、ホワイト系など。
  • 素材を揃える。ナチュラルな北欧スタイル、無骨でヴィンテージ感を出したインダストリアルスタイルなど。

さらに照明器具や時計、クッションなどのインテリアスタイルも揃えることができたら、完成度がぐんと上がりますね。いずれにしても、まずは自分の”好き”を研究することから始めると良いでしょう。

配色の法則

ベースカラーで統一感は出せたものの、さて、差し色に何色を持ってくればよいのか。色の組み合わせに悩んだら、ジャッドの色彩調和論という法則が参考になります。様々な説がありますが、彼は法則を下記のように4つの原理にまとめました。

  • 似ている色、色相、トーンは調和する。
  • トリコロール(フランス国旗がよい例)配色やビコロール配色など、コントラストがはっきりした色の組み合わせは調和する。
  • グラデーションなど、ある一定の規則で配置された色は調和する。
  • 自然が生み出す陰影や色の変化など見慣れた色は調和する。

デザインでよく使用されるPPCSというトーンマップも一緒に見るともっとイメージしやすいのですが、色の組み合わせによって色彩のバランスがうまれ、見る者にも調和した美しさとして目に映ります。

インテリアの常識では、ひとつの空間に対して大体2、3色くらいがバランスがよいと言われているので、配色の法則を意識しつつ自分好みの色を足し引きしながら組み合わせを楽しんでみると良いでしょう。

インテリアのメインに使う

差し色を主役級の大きなものに使うと、インパクト大のインテリアに仕上がります。下記はその一例です。ただ頻繁に取り替えることはできないので、仕上がりをイメージをしつつ、じっくりお気に入りカラーを考えた方がよいでしょう。

家具|ソファの例

スペインでは、日本のように床で生活することはまずないので、どんなに狭いリビングでも、かなり大きめのソファが鎮座しています。海外インテリアのイメージ通りですね。

アクセントクロス

海外では壁に直接ペンキを塗るの塗装仕上げが主流ですが、一面だけ壁紙を変えるというインテリアの楽しみ方が広まり、近年はクロスの種類も増えてきました。

ドア・ドアフレーム

部屋の雰囲気に溶け込んで脇役のように思われがちですが、ドアやドアフレームに色を入れるだけでかなりの変化が楽しめます。

デコレーションで楽しむ

部屋全体はまとまっていて洗練されているように見えるけど、なんとなくつまらない。そんな時は小物で空間に差し色をプラス。ちょっとしたアクセントで、その空間の雰囲気がガラっと変わります。もう大物は変えられないけど部屋の模様替えをしたい時など、気軽にできるインテリアの参考にもなります。

ラグマット

海外のインテリアのイメージには欠かせないラグマットですが、実はスペインではあまり見かけることはありません。土足文化に加え、大理石の床が多く、モップで水拭きする際に邪魔になってしまうのです。 しかし日本では大活躍のアイテムですね。

小物や壁掛け

キー収納にあわせた置物、絵画、祖父母の代からの家族写真で、玄関から壁まで賑やかな装飾をしているお宅が多いです。一見ごちゃごちゃに見えそうですが、例えばフォトフレーム等のインテリアアイテムを揃えてから差し色を入れるなど、一工夫することで数が多くても統一感が生まれます。

ファブリック

クッションやブランケット、こちらもインテリアにはなくてはならない物。気軽に変えることもできるので、思い切って目立つ色にしたり冒険してみてもよいかもしれません。色はもちろん素材を変えるだけでも違った雰囲気になります。

観葉植物

室内に緑があるだけで、癒しの効果は絶大。大きなものは置けない、育て方がわからない方は、小さめで吊るすこともできるエコプラント(空気清浄効果がある植物)ポトスから初めてみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は、ヨーロッパインテリアの鍵となる色使い、ちょっとした差し色でお部屋をワンランクアップさせるヒントを紹介しました。統一感×差し色ですぐに海外テイストに変えることができますよ。みなさんも自宅に色がある楽しさを取り入れて、オリジナリティ溢れる空間にしてみませんか。

writing:ヒミコ

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