海外インテリアでよく目にする、観葉植物を上手に取り入れたグリーンインテリア。海外のような観葉植物のあるフレッシュでおしゃれな空間に憧れたりもしますよね。でも、たくさん種類もあって、何をどう飾ればよいのか悩む方も多いのでは。
そこで今回は、海外のインテリア事例とともに、観葉植物がもたらすメリットや選ぶ際のポイントもあわせてご紹介します。海外のようなナチュラルなインテリアを作るヒントにしてみてください。
事例集ダウンロードはこちら
観葉植物をインテリアに取り入れるメリット
まず、観葉植物がもたらすメリットを見ていきましょう。
森林浴をした際に私達を包んでくれる、自然の香り。植物から放出されるこの香り成分「フィトンチッド」は、リラックス効果やストレス緩和作用など癒し効果がある言われています。観葉植物をインテリアに取り入れることで、自宅でもフィトンチッド効果が期待できるというわけです。
1)リラックス効果
植物の自然の色と香りは、感情のバランスを整えてくれると言われています。優しい緑はリラックス
効果と心の平穏を、生き生きした花の色と香りはエネルギーを与えてくれるでしょう。
2)ストレス軽減効果と幸福度の上昇
副交感神経が活性化されるとストレスが和らぎ、幸福度の上昇が期待できると言われています。
3)集中力と生産性の向上
作業中の緊張が和らいで集中力があがると、生産性UPにも繋がります。。
4)空気清浄効果
二酸化炭素を吸収して酸素を排出し、空気をきれいにする効果もあります。種類によっては
シック症候群の原因となるホルムアルデヒドなどの大気中の有機化合物を吸い取る作用もあります。
また、香りのよいものを置けばアロマ効果も。
5)呼吸と肌に良い
きれいな空気と適度な湿気をもたらすので、より良い呼吸を助け、お肌にもやさしい環境づくりに
プラスに働きます。
6)お料理にも活躍
ローズマリー、バジル、イタリアンパセリなどハーブ系はお料理にも使えます。
観葉植物を選ぶ際のポイント
豊富な種類の中から選ぶのはなかなか難しいもの。自分の好みに加え、下記のポイントも考慮して候補をしぼっていきましょう。
1)置きたい場所
置き場所でチェックするポイントは主に下記の3点。
・日当たり
・気温
・湿度
種類によって成長に適した環境も異なります。
例えば日当たりがよく、温かくて少し湿気がある場所に置きたければ、その環境に適した植物を選んでくださいね。
2)サイズ
観葉植物はサイズのバリエーションも豊富。だいたいの置き場所が決まったら、次はサイズを考えましょう。
チェックポイントは、主に下記の2点。
・飾りたい植物のサイズ
・植物サイズと、置くスペースのサイズがマッチしてるか
そこまで広くないスペースにシンボルツリーになるような大きめのものを置くと、お部屋がやや手狭に感じてしまうことも。
また、成長速度や葉や枝がどの方向にどこまで成長するかまでわかっていると、場所を変えずに長期間楽しめますよ。
3)ライフスタイルと自分の性格
水やりや剪定などお世話をする時間はあるか、またその手間も観葉植物をもつ楽しさの一つ
となるか…、選ぶ際に植物の特性や育てやすさも大切なポイント。
ライフスタイルと自分の性格を知り、相性のよいものを選ぶと良いでしょう。
お世話をし愛でる事で愛着も沸き、長いお付き合いになることもある観葉植物。見た目だけではなく、自分に合ったお気に入りに出会いたいものですね。
インテリア事例
さて、筆者が長年在住していたスペインより、今年流行りのおしゃれなグリーンインテリアの事例をいくつかご紹介します。
- トロピカル植物
大きめのココヤシをシンボルツリーに。ボタニカルアートや緑のクッション、他の植物をバランスよく配置し、シンプルなリビングを生き生きした空間に。
コロナにより海外でも旅行は自粛気味だったこともあり、お部屋の中でも旅気分!トロピカルな観葉植物が流行りの傾向に。耐陰性・耐乾性ともに優れ、丈夫で枯れにくいオーガスタ、モンステラなどは初心者でも育てやすい品種です。
- ワークスペース
レトロな家具にグリーンをプラスして温もりのあるワークスペース。家具の上に、アイビーやポトスなど下に垂れさがるタイプの植物を置き、限られたスペースも有効活用。
電子機器やコードで殺風景になりがちなワークスペースに緑を吹き込むことにより、インテリアだけでなく、集中力UPやリラックス効果も。観葉植物を置くメリットがたくさんあるデスク回り、日当たりやスペースなどを考慮して好みのものを選びましょう。
土を使わずに水だけで育てるハイドロカルチャーのタイプにすると、土がこぼれたり害中の被害も少なくデスクを清潔に保てますよ。
- サニタリースペース
ホワイトベース×木目調の家具に観葉植物をプラス。インテリアのポイントにもなるグリーン、置くスペースが狭い場合はプラントハンガーなどを使っても。
観葉植物を置くのに候補にはなりにくい場所ですが、グリーンが少し入るだけでぐっとおしゃれな空間に。スペースが狭い場合は、湿気を好むポトスやアイビーなど、吊るすタイプの植物を選ぶとよいでしょう。
- 壁
本物の観葉植物との相性もよいリーフパネルは、アートのように飾ることもできます。
こちらも忘れられることの多い場所ですが、写真や他のデコレーションのようにグリーンを取り入れるのも人気です。廊下などあまりスペースのない場所には、リーフパネルを飾るだだけでもナチュラルな雰囲気に。
まとめ
いかがでしたか?おしゃれな空間にしてくれるだけでなく、たくさんのメリットをもたらしてくれる観葉植物。海外のようなナチュラルなグリーンインテリア作りに、積極的に取り入れてみてくださいね。
Writing:ヒミコ
事例集ダウンロードはこちら