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定期的にワックスをかけて塩ビタイルを美しく保つ、ワックスのかけ方を紹介

定期的にワックスをかけて塩ビタイルを美しく保つ、ワックスのかけ方を紹介

 

部屋の床をきれいに保つ方法のひとつに、ワックスがあります。フローリングだけではなく塩ビタイルについても、定期的にワックスをかけることで、きれいな状態を維持できます。
 
そこで今回は、塩ビタイルのワックスのかけ方を紹介します。ワックスのメリットも詳しく紹介していますので、参考にしてください。

 

塩ビタイルにワックスをかける理由

塩ビタイルは、塩化ビニルという素材でできており、畳やフローリングと比べて耐久性が高いというメリットがあります。またメンテナンスもしやすく、付着した汚れも簡単に落とすことができます。しかし、塩ビタイルも定期的にワックスをかけることをおすすめします。理由として、以下の3つが挙げられます。
 

床を保護できる

ワックスをかける1つ目の理由は、塩ビタイルには耐久性があると紹介しましたが、時間が経過すると汚れも目立ちます。生活における毎日の歩行や、イスやテーブルなどの家具をずらすといった動作により、どうしてもキズや汚れが付いてしまいます。そのため、普段から定期的にワックスをかけることで、床の表面に薄い膜を作り、傷や汚れなどを防ぎます。
 

見た目が美しくなる

ワックスをかける2つ目の理由は、見た目が美しくなることです。前もって付着した汚れを落としてからワックスをかけると、床に光沢が出て見栄えの良い状態になります。
 

掃除がしやすくなる
ワックスをかける3つ目の理由は、掃除がしやすくなることです。ワックスをかけていない状態でも掃除は可能ですが、歩行やイスの引き込みなどによって、へこみができていたり小さな穴が開いたりします。そのため、掃除機やほうきを使って汚れを落とそうとしても、すべての汚れを取り除けないことがあるのです。
 
ワックスをかけることで、ワックスの膜がへこみや穴に入り込み、ワックスをかけていないときよりも掃除がしやすくなります。

 

塩ビタイルに合ったワックスの選び方

定期的にワックスをかけて塩ビタイルを美しく保つ、ワックスのかけ方を紹介

 
床用のワックスにはさまざまな種類があり、成分や特徴が異なるので、塩ビタイルに適しているワックスを使用しましょう。ここでは、床用ワックスを3種類紹介します。
 

油性ワックス

油性ワックスとは、ロウをキシレンやアルコールなどの揮発性の化学溶剤で溶かしたものです。主に無垢フローリングの床に使用します。
 

乳化性ワックス

乳化性ワックスとは、ロウや合成樹脂などの不揮発性の成分に、ケロシンやアルコールなどの揮発性の成分を加えて、水で乳化させたものです。塗装がなされていない床材に使用します。
 

水性ワックス

水性ワックスとは、ロウや合成樹脂などの不揮発性の成分を、水に溶かして乳化させたものです。水性ワックスには、他のワックスに比べて光沢が出るという特徴があります。塩ビタイルには水性ワックスがおすすめです。

 

塩ビタイルのワックスのかけ方

定期的にワックスをかけて塩ビタイルを美しく保つ、ワックスのかけ方を紹介

 
ワックスについての基礎知識を身につけた後は、実際にワックスをかけてみましょう。きれいにワックスをかけるには、道具の用意などの準備が必要です。ここでは、塩ビタイルのワックスのかけ方を紹介します。
 

ワックスをかける前に丁寧に掃除する

仕上がりを美しくするために、ワックスをかける前には丁寧に掃除をしておきましょう。最初に掃除機やほうきで、床に落ちているゴミやホコリを取り除きます。その後、ぞうきんやモップに、希釈したアルカリ性洗剤や、床タイル用の専用クリーナーを含ませて、床に付着した汚れを除去しましょう。仕上げに、きれいな雑巾や、モップで床を水拭きし、完全に乾くまで放置します。

 
ワックスをかける際に必要な道具

塩ビ床にワックスをかける際には、先ほど紹介したワックスに加えて、モップや雑巾などが必要です。ワックスを定期的にかける方は、ワックス専用のモップを用意すると便利でしょう。水拭き専用のモップと比較すると糸の量が少ないので、適度なワックスの量が染み込みます。
 
一方で、道具を安くそろえたいという方は、シートタイプのモップがおすすめです。部屋の状況や予算、ワックスをかける頻度を考えながら、適切な道具を用意しましょう。

 
ワックスの塗り方
モップにワックスを染み込ませ、優しく丁寧にワックスを塗り広げます。なお、ワックスをかけるときは、部屋の入り口よりも遠いところから始めるのがおすすめです。ドア付近から始めてしまうと、塗り終わった後に部屋から出られなくなるからです。
 
部屋全体のワックスをかけたら、乾くまで放置します。部屋の広さによっても異なりますが、30分~1時間放置しておくのが良いでしょう。
(参考:DIYショップ - RESTA(リスタ)「ワックスメンテナンス」
 
 

まとめ

今回の記事では、塩ビタイルのワックスのかけ方について紹介しました。ワックスをかけると、床を保護する、床に光沢が出る、掃除がしやすくなるといったメリットがあります。定期的にワックスをかけることで、きれいで快適な部屋にしましょう。
 
ワックスには、さまざまなタイプがありますが、おすすめは水性ワックスです。ワックスをかける際には、前もって丁寧に掃除をしておくと、より美しい仕上がりになるでしょう。