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意外と少ない?マグネットが付くキッチンパネル

意外と少ない?マグネットが付くキッチンパネル

マグネットが付くと便利なもののひとつが、キッチンパネルです。フックやラックを好きなところに付けられますし、メモも貼っておくことができますね。ところがマグネットが付くキッチンパネルを探すと、意外と少ないことに気づくでしょう。熱に強く汚れに強い上に、磁石が効くという素材はそうないようです。

ここではマグネットが付くキッチンパネル、そして手掛けているメーカーをご紹介していきましょう。  

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マグネットが使えるキッチンパネル1:ホーロー

キッチンパネルに向いている素材は様々ありますが、中でもベストはホーローではないでしょうか。しかしホーローのキッチンパネルを探すと苦労してしまいます。ホーローキッチンで有名なタカラスタンダードは、キッチンパネルのみの販売はおこなっていないのです。

ホーローがベストな理由はマグネットが付くことに加えて、ホワイトボードマーカーで描いたものがサッと消えるほどの防汚性の高さといわれます。そのようなホーロー製キッチンパネルを販売しているのはタカラスタンダード以外では「JFE建材」です。

JFE建材とは?

鉄鋼大手JFEグループの中核であるJFE建材は、金属製フェンスや道路・橋梁などの建材製造を得意とする大企業で大型の製品ばかり手掛けているイメージが強いかもしれません。しかし、それらの建材製造で培ったホーロー技術を活かし、ホーロー鋼板を使ったキッチンパネルも手掛けています。

「ホーローキッチンパネル」

そのものズバリのキッチンパネルですから、ホーローの良いところすべてを備えています。ガラスコーティングされた質感、お手入れのしやすさ、ホワイトボードマーカーでのメモ書きも可能。そしてマグネットも使えます。

価格もホーロー製にしてはそれほど高価でもありません。が、残念なのはカラーバリエーションが3色と少ないところでしょう。いずれも白系となっており、少々無難過ぎる印象です。 

マグネットが使えるキッチンパネル2:メタリック系

意外と少ない?マグネットが付くキッチンパネル

マグネットがペタペタ貼り付けてあるといえば、キッチンでは冷蔵庫ではないでしょうか?冷蔵庫の表面に使われているのは、表面がコーティングされた鉄製のボードなのですが、同様の素材をキッチンパネルに仕立てたのは「サンワカンパニー」です。

サンワカンパニーとは?

おしゃれな住宅設備の企画・販売をおこなっているのがサンワカンパニー。大手メーカーでは手掛けないような個性的なアイテムを見つけることができると人気があるようです。

「不燃マグボード」

他メーカーにもよくあるホワイト系だけでなくシルバーとシャンパンゴールド、2色のメタリック系カラーを揃えているのが、サンワカンパニーの「不燃マグボード」です。鋼板に熱・汚に強いコーティングを施したものでキッチンパネル向きとされています。少々残念なところはホーローと違って、ホワイトボードマーカーの使用が推奨されていないところでしょうか。

価格はホーロー製キッチンパネルよりも、安い傾向です。 

すべてのステンレスキッチンパネルにマグネットが付くわけではない

上の項目に「メタリックカラー」とあるのを見て「本物の金属製のキッチンパネルなら、マグネットも付くのでは?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。しかしアルミは磁石が付きませんし、ステンレスでも磁石が付くものは一部です。

磁石が付くステンレス・SUS430を使ったキッチンパネルを造っているのは、たとえば「永大産業」です。

永大産業

日本で最初のプリント合板を製造した住宅設備メーカーが「永大産業」。システムキッチンや内装材に強さを持っている、1946年創業の老舗です。

オイルシャットパネル

永大産業のキッチンパネルのブランド名は「オイルシャットパネル」。表面に油汚れに強い塗装が施してあります。「ステンレスヘアラインクリアー」は高級感のあるヘアライン加工のSUS430薄板がベースになっていますから、マグネットを貼り付けることができるのです。

表面がホワイト系塗装仕上げの「塗装マグネットキッチンパネル」もマグネットが貼り付くタイプです。 

マグネットが付く自作キッチンパネルはいかが?

SU430・ステンレス以外にも、マグネットが付く建材はあるのです。たとえば外壁や屋根材として用いられるガルバリウムは、薄い鉄板にさび止めのメッキを施したもの。キッチンパネルに用いることは可能でしょう。

ただ問題は表面加工が施されているものほど、油汚れに強いかどうかは疑問なこと。ガルバリウムはキズが付いたところから、さびが広がっていかないかということです。心配ならば、キッチンパネル用と明記されているものを使うべきかもしれません。 

まとめ

マグネットが付くキッチンパネルは、上記以外のメーカーも手掛けていますが、いずれもカラーバリエーションに乏しい点が残念なところでしょう。しかし、マグネットが使える便利さはキッチンでは捨てがたいものですね。

こうやって見ていくと、たかが板と思いがちなキッチンパネルも各メーカーの創意工夫で出来上がっていることがわかります。バリエーションが少なめではありますが、マグネットが付くキッチンパネルを導入して、使い勝手をあげてみませんか? 

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