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くらべてみよう!キッチンのカウンタートップ向き素材

くらべてみよう!キッチンのカウンタートップ向き素材

キッチンの天板部分「カウンタートップ」はワークトップとも呼ばれ、キッチンの印象を大きく左右すると言われます。大手メーカー製品はもちろん、オーダー用でも様々な素材が用意されており、キッチン選びを楽しくしてくれるパーツでしょう。

ここではカウンタートップの素材を大手メーカーが得意なものと、オーダー向きのものの2種類に分類し、代表例を詳しく見ていきます。

大手キッチンメーカーのカウンタートップ1:ステンレス


キッチンのカウンタートップとして長い歴史を持っており、最もスタンダードな素材とされます。

ステンレス製のカウンタートップは各メーカーが手がけていますが、一つ選ぶとするならクリナップでしょう。カウンタートップだけでなくキャビネットの骨組みにもステンレスを使用していますし、少し前までの最高級シリーズの名前は「S.S.」、ステンレスを前面に押し出したものでした。


メリット

熱やキズに強く、サビも出ませんから経年劣化しにくいのがステンレスです。その証拠にプロの厨房機器はほとんどがステンレス。それ以外の素材を見かけることは、まずないでしょう。独特の清潔感や高級感もあるのです。


デメリット

シルバーで冷たい印象があり、実際に冷たいというのがステンレスのデメリットです。木の質感を大切にしたリビングなら、コーディネートも難しいかもしれません。
 

大手キッチンメーカーのカウンタートップ2:人工(造)大理石

ポリエステルやアクリル樹脂を主成分としている大理石風の素材で、様々な色が選べます。ステンレスに代わって、カウンタートップの主役になりつつあります。

こちらも数多くのメーカーが手がけているのですが、代表的なメーカーを選ぶならトクラス(旧ヤマハ)です。人工大理石の開発から製造まで一貫して手掛けており、40年以上の歴史を持っています。メーカーは人「造」と称していますから下で述べている「人造石」と混同しがちですが、主成分はアクリル樹脂です。


メリット・デメリット

華やかな色やあたたかな雰囲気で、キッチンが明るくなるのが人工大理石のメリットです。一方、ステンレスと比べると熱やキズに弱いことがデメリットと言えます。但し、少々のキズならば研磨することで消せることも覚えておきましょう。
 

大手キッチンメーカーのカウンタートップ3:人造石

エンジニアドストーンとも呼ばれる素材で、天然石を樹脂などで固めることで造られています。本物の大理石や水晶が原料となっており、近年カウンタートップに使われるようになったのがクオーツストーン。タカラスタンダードの最上級システムキッチン「レミュー」にオプションで用意されています。


メリット・デメリット

本物に近い質感や高級感が人造石のメリットです。熱やキズにも強いという特徴がある一方で、デメリットは価格が高いというところでしょう。
 

大手キッチンメーカーのカウンタートップ4:セラミック


陶器と同じ「焼き物」でできているのがセラミックのカウンタートップです。様々な表情を造ることができることがセラミックの特徴のひとつ。例えば、リクシルの最上級システムキッチン「リシェルSI」は渋い雰囲気も醸し出します。ツヤ消しのトーンが、落ち着いた雰囲気をキッチンに与えてくれるでしょう。


メリット・デメリット

キズと熱に強いという、焼き物の良いところを受け継いでいるのがメリットですが、カウンタートップとしては新しい素材で、高価な点がデメリットと言えます。
 

キッチンカウンタートップのオーダー向き素材1:タイル

くらべてみよう!キッチンのカウンタートップ向き素材

カウンタートップとして海外では一般的な存在なのがタイルです。タイルの起源は古代エジプトにまでさかのぼるといいますから、非常に長い歴史のある素材です。数1,000年たっても美しいままで出土していますから、耐久性にも問題はありません。


メリット

キズと熱に強く、経年劣化も考えにくいことが、タイルをカウンタートップに用いるメリットです。デザインのバリエーションも多い上に、好みのままに組み合わせて楽めますから、思い通りのカウンタートップができます。衝撃にはやや弱いですが、破損した部分だけを張り替えることも可能です。


デメリット

タイルのカウンタートップの一番のデメリットはコストです。一枚ずつ張っていかなくてはいけませんから、職人さんの人件費がかかってしまいます。また目地の部分が経年で黒ずんでしまうところもデメリット。お手入れに手間がかかることは覚悟しましょう。

キッチンカウンタートップのオーダー向き素材2:高圧メラミン

プラスチックの一種である高圧メラミンは施工がカンタン、デザインも豊富というカウンタートップ向きの素材です。ただ「高圧」ではない通常のメラミンなら要注意。安かろう・悪かろうを代表するような素材となってしまうかもしれません。


メリット・デメリット

施工性や意匠性の高さ以外でも耐衝撃、耐摩耗、耐熱などに優れている点がメリットです。デメリットはやや高価なところ。ステンレスよりも価格がかかってしまうことでしょう。

まとめ

以上、カウンタートップに使われる様々な素材を見てきました。キッチンの印象を左右するだけでなく、使い勝手にも大きく影響しますから素材選びには慎重になりたいものです。

あわせておすすめしたいのが現物を目にすること。候補を2つくらいに絞って、メーカーのショウルームでチェックしてみましょう。それでも気に入ったものがなかったならオーダーの出番です。思っているよりも安く上がるケースも多いでしょうから、見積もりだけでも依頼してみましょう。