壁や家具などのインテリアをブルックリンスタイルでまとめたなら、照明も合わせてこだわりましょう。照明は選び方によって、インテリアをさらにスタイリッシュに仕上げることも、あるいは予想外にチープに格下げしてしまうこともあります。
この後のパートでは、ブルックリンスタイルに合ったシェードデザインの特徴に加え、雰囲気になじむ電球や光の色などについて、ご紹介していきます。
ブルックリンスタイルのインテリアに合う照明をお探しなら、読んでみてください。
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ブルックリンスタイルの照明はインダストリアルな無骨さが魅力
工場地帯だったニューヨークのブルックリン地区で、新しく移り住んだ若者たちが廃工場や倉庫をリノベーションしたところから、ブルックリンスタイルは始まったといわれています。歴史のある建物の良さを生かしながらオシャレなカフェや住居に作り変えていく中で、現在のようなブルックリンスタイルが出来上がっていったそうです。
工業地帯の建物の特徴を残しているところから、ブルックリンスタイルには、無機質で装飾の少ないシンプルさ、ダークカラーでまとめる重厚感といった、インダストリアルスタイルに通じるクールなかっこよさもあります。
照明も、工場で使われるような無機質感や無骨さのあるデザインのものが、多く取り入れられているようです。シンプルで力強さや機能美を感じさせるシルエット、カラーはブラックを中心にダークカラーでまとめ、素材は工場で使われるようなメタリックなもの。こういったポイントをおさえた照明器具なら、ブルックリンスタイルにもなじみやすいでしょう。
ブルックリンスタイルでは懐かしさや親しみやすさのある明かりを選ぼう
一方で、ブルックリンスタイルにはアンティーク家具を置いたりヴィンテージ感ある雑貨を飾るなど、古いものの良さを取り入れて懐かしさや温かみを感じさせる空間をつくるという特徴もあります。照明も、ビンテージ感やユーズド感のあるデザインの照明器具が、ブルックリンスタイルをより引き立ててくれるでしょう。
照明で懐かしさや温かみを演出するなら、光の色にもこだわりたいものです。くっきりとした白い色の光よりも、ややオレンジがかった柔らかい明かりがおすすめです。さらに、多灯照明や間接照明を取り入れると、奥行きがあって雰囲気のある照明にもなりやすいです。
ブルックリンスタイルのインテリアでは、広い範囲を照らすシーリングライト一灯だけの光では、せっかくの雰囲気が台無しになりかねません。間接照明や部分的な照明をいくつが合わせて、明るいところと暗いところをバランスよく配置し、ほっと落ち着けるような雰囲気の空間を目指しましょう。
エジソン電球でもLEDの省エネ性能を実現
HAGSアイテム:「LED電球 フィラメント 4.5W エジソン電球 E26」
懐かしさを感じる照明として、エジソン電球の人気が高まっているといわれています。エジソン電球は、透明なガラスのバルブを通して光を発するフィラメントを見ることができます。明るさを抑えた柔らかい黄色い光とレトロ感漂うガラスのフォルムで、お部屋の雰囲気をぐっと盛り上げてくれるアイテムと言えます。ブルックリンスタイルとの相性もとても良いですね。
最近では、LEDでフィラメントを再現した、フィラメントLEDのエジソン電球がメーカー各社から登場しています。もともと白熱電球ですが、点灯時に熱くなったり寿命が短く交換が必要になったりするというデメリットもありました。LEDのエジソン電球は発熱をおさえ長寿命で、コストパフォーマンスも優れています。
ただ、LEDは光がまっすぐに広がるので、光源を直視するとどうしても眩しさを感じがちです。フィラメントLEDのエジソン電球も、白熱電球に比べると明るくはっきりと照らすように感じる場合もあります。シェードや電球の高さを工夫して、光源が直接目に入らないようにするとよいでしょう。
ブルックリンスタイルに取り入れたいおしゃれな照明3選
まずご紹介するのは、蛍光灯を吊り下げたような細長いペンダントライト、「Daniaud(ダノード)」です。金属の硬質な素材感が際立つシェードが目を引き、存在感もあります。さらに細かめの黒いチェーンなど細部までカッコいい、インダストリアル感満載のライトです。
ライト部分はLEDを採用していても、すこしオレンジ色に寄った温白色なので、ニュアンスのある明かりが雰囲気を作ってくれそうです。コンクリートの壁や天井、古材を使った家具などとも相性よく使えますので、リビングやダイニングにおすすめです。
続いてもペンダントライトです。無駄のないシンプルな曲線のシルエットが印象的な「Normanton(ノルマントン)」です。
シェードは艶やかな黒いカラー。そして、どこか懐かしさも感じるアンティークなフォルム。シェード上部のソケットカバーやチェーン、天井と接するシーリングカバーまで雰囲気を統一してデザインされており、隙がありませんね。
いくつか並べて吊るしておしゃれなカフェのような使い方をするのもいいでしょう。お部屋の雰囲気をぐっと引き締めてインテリアの主役になれそうなライトです。
HAGSアイテム:ブラケットライト JAIL WALL LAMP
最後にご紹介するのはブラケットライトの「JAIL WALL LAMP」です。ブラケットライトは壁に光を当てて間接照明のように使うこともでき、奥行きのある照明作りにぴったりのアイテムと言えるでしょう。
こちらの「JAIL WALL LAMP」は、丸みのあるフォルムに円形ラインが美しいランプカバーが付いたブラケットライトで、懐かしさを感じさせるアンティーク調のデザインが魅力的です。電球は付け替えできるので、お好みのものを組み合わせて使うこともできます(ただし、説明書の条件にあうものを選びましょう)。
まとめ
ブルックリンスタイルのインテリアに合う照明について、お伝えしてきました。照明器具を選ぶなら、力強さを感じさせるダークカラーやメタリックな質感、ビンテージ感のあるデザインなどがブルックリンスタイルに近づけるポイントです。
また、電球や光の色でインテリアの雰囲気も変わります。ブルックリンスタイルでは、真っ白な強い光で明るく照らすよりも、オレンジっぽい明かりをいくつか組み合わせて奥行きのあるライティングがおすすめでしょう。
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