こだわり派のご家庭や、ナチュラル志向、アウトドア志向のご家庭に注目されているのが土間収納です。土間というと、一軒家にあるひんやりとした地続きの空間をイメージする方も多いのではないでしょうか。
いったいなぜ今土間が注目されるのか、土間の活用方法は、おうちに土間があることで生活にどのようなメリットを引き出してくれるのかを調べてみました。
昔の土間と今の土間
土間は昔ながらのおうちにある地続きの空間です。家と外とを気軽に行き来できるスペースであったり、もっと昔には土間にかまどや調理台があったりして、外と家の中を繋ぐ場所でした。
年月が経つにつれ住宅形式が欧米化していったこともあり、土間のある家は減っていきました。土間でやっていた作業を家の中で行えるようになったり、土間のスペースを潰してもう一部屋作ったりすることで、土間の必要性がなくなってきたからですね。
近年、また注目を浴びている土間。現在の土間はインナーガレージのように、外に置くものを中に置いておける空間として、またインテリア的な空間として人気が出ています。広さはおよそ2〜3畳。一般的なマンションの玄関より一回りか二回り大きいくらいの印象ですね。
実はキャンプギアと土間は相性抜群なんです
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現代の土間はインテリアにも収納にも使える空間です。
そんな土間と相性が良いのがキャンプギア。ブリキや帆布、アイアンなど土間に合わせたくなる素材のものが多くあります。また無骨なイメージのキャンプギアは、インテリアも兼ねた収納スペースとして土間を使うのにも上手い演出をしてくれます。
キャンプに使うものですから当然土や砂もついていますし家の中に置くのもためらわれる、という衛生的な問題の解決にもなりますね。
収納だけではもったいない、飾って使って土間をもっと魅力的に
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そして土間は思ったよりもずっと自由に空間を演出できます。
飾り棚を作ってキャンプギアをお店のように飾っておいたり、靴やアウターをそのままひょいと置くだけでこなれた雰囲気になります。
自転車が趣味のご主人や奥様なら、ご自慢のクロスバイクを土間に飾りながら収納したり、そこでメンテナンスを行うこともできます。
また小さなお子様がいるご家庭では、ベビーカーで眠った赤ちゃんを起こすことなく、ベビーカーごと土間で少し寝かせておくこともできます。
夏場でも少しひんやりする空間なので、日用品のストック場所にも向いています。
まとめ
このように現代の土間にはたくさんの魅力が詰まっています。では土間はどのように作るのでしょうか?やっぱり広さもある一軒家?最初から組み込むなら注文住宅でしょうか?
いいえ、実はマンションのリノベーションでも作れるのです。
少し変わった作りのマンションでも、一般的な玄関から廊下が伸びているマンションでも、リノベーションによって土間を作れます。材質もモルタルなどを使えば、本格的な物になります。
お子様が小さなうちはベビーカーや三輪車の置き場所、成長したら部活用品の置き場所など、インテリアだけでなく生活面でも大いに活躍してくれそうな土間。注目を浴びているのも頷けますね。