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無垢フローリングに使いたいオスモ塗料

無垢フローリングに使いたいオスモ塗料

無垢のフローリングを採用された方、無垢材を十二分に生かす塗料は検討されていますか?
無垢材を十二分に生かすなら、相性の良いオスモ塗料を検討してください。
今回ご紹介するオスモ塗料の安全性や性能は、無垢材の魅力を十二分に発揮してくれるでしょう。 

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オスモ塗料とは?


画像出典: オスモ フロアークリアー,オスモ&エーデル株式会社 

オスモ塗料は木材専用塗料です。ドイツで140年以上の歴史を持つ木製品メーカー、”OSMO”が作っています。
オスモ塗料は、会社の名を表した代表的な木用塗料です。
無垢フローリング用には、自然の植物油を使ったオイル系の塗料が準備されています。

オスモ塗料の特徴

オスモの大きな特徴は、有害な化学物質やシンナーを使っていないこと。
オスモ塗料は、自然の植物油(ひまわり油、大豆油、アザミ油)と植物ワックス(カルナバワックス、カンデリラワックス)をベースとした自然塗料です。木の内部に浸透して保持する植物油と、表面をコーティングして汚れから守るワックス分がバランスよく配合されています。

人へのやさしさ

さらにオスモ塗料の特徴は、人にやさしいところとも言えるでしょう。
使われている植物油や植物ワックス、その他の材料が、人体に害を与えることが少ないことも確認されています。
生産されるドイツでは、ドイツ工業規格53160(唾液融解テスト)、ヨーロッパ規格71-3(玩具の安全基準)を満たしています。子供がおられるご家庭でも安心して使うことができる塗料と言われます。

微妙な違いが優越を分ける

さらに、オスモは他の製品に比べて仕上がりの手触りがよく、作業がしやすいところも特徴。
サラリとしているのに、滑りがよく手に馴染む。
同じ自然素材を使っている塗料はたくさんあります。それらと比べても手触りがよいと感じる方が多いと言われます。植物油と植物ワックスそれぞれの絶妙な成分と配合がその理由、と評価する声も聞かれます。
ほんの少しの差が、製品の仕上がりに大きく影響し、魅力あるポイントと言われる点も見逃せないですね。 

無垢フローリングに最適なオスモ塗料

フローリング用塗料としてのオスモ

オスモの特徴として、ワックス成分が比較的多く汚れが付きにくい点が上げられます。
ワックス成分は、無垢材表面を水分や汚れから保護します。オスモは、このワックス成分が比較的多くオイル成分とバランスよく配合されていることも注目点でしょう。

無垢材との相性の良さ

オスモ塗料は、木の調湿効果を生かす塗料とも言われます。
無垢材が持つ魅力の一つに、湿気を吸ったり吐いたりする「調湿効果」が上げられます。オスモはこの調湿効果を十二分に発揮させることができるのも特徴のひとつ。
ワックス成分も含まれていますが、表面に膜を作らず調湿効果を妨げないので、無垢材の魅力を活かせるでしょう。

床に使うオスモ塗料

オスモ フロアクリアー/フロアカラー
オスモの中で、床材専用に作られた製品です。
最大の特徴は、他の塗料に比べてワックス成分が多く撥水性を期待できる点です。
無垢フローリングにオスモフロアクリアーを使用するご家庭の多くが、水滴をはじく撥水効果を実感していると評価する傾向があるようです。あまりに撥水性が高いので、同じ建材でダイニングテーブルを特注するご家庭もあるほど。水分を吸い込みにくいので、手入れが楽なことが理由と言われます。
また、フロアカラーは、クリアーと同様の性質があり、木に色を付けたい時におすすめです。 

オスモ塗料の注意点

見た目、質感の変化

油を使ったオイルステイン系塗料に共通しますが、無垢材の見た目・質感が多少変化します。
濡れ色に変化し、ツヤがでます。特にブラックウォルナット、オーク、チークなどは深みのあるツヤを出せます。この変化は、木材によって見た目が変わりますので注意が必要です。
また、3分艶・艶消しを使うと艶がなくなります。ピアノ塗装のようなツヤを望まれる場合はウレタン系の塗料を使いましょう。

メンテナンスが必要

・こまめなメンテナンスを心がけよう

オスモは、ワックス成分が豊富で水分や汚れを防止する機能に優れています。しかし、ウレタン塗装や高機能塗装と比べるとどうしても劣ってしまうことは否めません。
「水分や汚れが付いたらサッと拭く」「マメに表面の汚れをふき取る」などこまめなメンテナンスは、欠かせないでしょう。 

無垢フローリングに使いたいオスモ塗料

・専用清掃剤

ウォッシュアンドケアー(2~3週間毎)
ワックスアンドクリーナー(半年~1年毎)
上記の二つの専用清掃剤を使い分けます。床に付いた皮脂や汚れも除去することができます。ワックスアンドクリーナーは、オスモに含まれているワックス成分と同じものを使っているので、撥水効果も簡単に復活させることができます。
特に、ウォッシュアンドケアーは二度拭き不要で、使い勝手がよいことが特徴のクリーナーです。

・10年に1回のサイディング

さらに長期メンテナンスの一環として、10年に一度の表面研磨をご提案します。
長年使っていると、水シミや着色汚れが取れなくなることもあります。不意の雨や食べこぼしがそのままシミになってしまったり、よく歩くところが黒くくすんでしまったりということもあり得ます。
無垢材の表面を削って汚れごと削り取る作業です。汚れ以外にも、細かい傷も削り取りますので新品同様の床材に生まれ変わります。最後に、オスモフロアクリアーを塗って完了です。
大掛かりな工事になりますので、専門の業者さんに依頼することがおすすめです。

 無垢フローリングに使いたいオスモ塗料

相性の良くない材種

スギ・ヒノキ・松といった日本で採れる針葉樹とオスモは、「見た目が変化する」という理由で相性が良くないと言われます。
塗装そのものには問題はありません。しかし、「仕上げが濡れ色に変化する」というオスモの特徴が、白木で使う事が好まれる木にとっては相性が悪いと評価される傾向にあるようです。
白木が好まれる材種には、白木の乾いた色を保護するミツロウなどのワックスを使用するとよいでしょう。 

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まとめ

今回は無垢フローリングとオスモ塗装についてお話ししました。
無垢フローリングの魅力を十二分に発揮するため、塗料にも気を配りたいところです。世の中にはたくさんの種類の塗料が出回っていますが、オスモはその中でも質の良い製品を提供してくれると高い評価を受けています。
無垢フローリングを導入される方は、ぜひご検討下さい。