自宅にパントリー(食品庫)があると、キッチン周りがスッキリして良いですよね!近年、ますます人気が高まっているパントリーですが、実際に間取りや予算のことを考え始めると「本当に必要?」と少々不安になることはありませんか?
そんな時のために、ここではパントリーを作ることの「メリット・デメリット」をご紹介します。
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憧れのパントリー!でも本当に必要?
SNSなどで素敵なパントリーが紹介されていたりするとつい憧れてしまいますよね。でも実は、住む人のライフスタイルや家族構成によっては案外無駄になってしまうことも。また、せっかく作ったものの上手く活かしきれずかえって手間が増えてしまい困っている…なんてこともあるのはご存知でしたか?
せっかくの家づくりで、そのような後悔はできるだけしたくないもの。我が家のパントリーの必要性については予め検討しておく方が良いようです。
メリットとデメリットを押さえた判断が大切
パントリーについて後悔のない決断をするためには、パントリーの良い点とそうでない点を比較し総合的な判断をすることが重要です。では早速、パントリーを作ることでの「メリット」と「デメリット」を実際に見てみましょう。
ここが魅力的!パントリーのメリット
1:食料品や日用品などをたっぷり収納できる
パントリーの一番のメリットは収納できる量が増えるという点にあります。常温保存が可能な食品や飲料はもちろん、日用品のストック、使用頻度の低い食器や調理家電なども保管して活用することができます。普段は必要ないけれど必要な時にすぐに手に取れるというのは嬉しいですね。
2:まとめて収納できるので管理しやすく、工夫次第でおしゃれな空間にもできる
ストックをまとめて決まった場所に置いておくと、残数を把握しやすく無駄な買い物が減ることに繋がります。また保管用のケースを同じ商品にして統一感を出すなど、整理整頓方法を工夫することで、パントリーがおしゃれな空間に様変わりします。
3:効率的な家事ができる
キッチンのそばにパントリーがあれば、食品や洗剤などのストックを取りに行く際にも短い動線で家事ができ、効率良く作業することができます。また、決まった場所にまとめてあるとあちこち動く必要がないのも魅力的。その他にも、普段キッチンを使わない家族が突然食品を探さなければいけない時に、パントリーにあると分かっていれば比較的すぐに見つけられるので、家族みんなの時短にも繋がりそうですね。
4:キッチンがスッキリする
対面キッチンなど、リビングからキッチンが見えやすい場合にはできるだけキッチンに物を置きたくないですよね。パントリーがあればひとまずそこに収納できるので、常にスッキリしたキッチンを保つことができます。物が溢れれ生活感が出がちな場所がスッキリしていると、気持ちまでスッキリしますよ。キッチンに物がないことで掃除がしやすいのも大きなポイントです。
5:防災用の非常食置き場になる
いざと言う時の水や食料を置いておく場所があるのは嬉しいですよね。数日間分、しかも家族全員の分ともなるとかなりの空間が必要ですが、大きめのパントリーがあれば普段のストックにプラスしてまとめて置いておけるので安心。目に入るところにあれば、定期的あるいは期限が近くなった時に消費して新しいものを追加しやすくなるなど、非常食を無駄にすることも少なくなりそうです。
きちんと知っておきたいパントリーのデメリット
1:費用がかかる
パントリーの大きさや設備の内容にもよりますが、金銭的な負担は少なからず大きくなります。パントリーの機能性を高めるために棚が必要になったり、コンセントや照明をつけたりすると追加の費用が発生することも。生活してからのメリットのために払える金額かどうか家族で相談をしておく方が良いでしょう。
2:間取りに影響が出る
パントリーを作るには当然その分のスペースが必要になります。特に建築面積に制限などがある場合、リビングや他のスペースが狭くなったり、パントリーの位置によっては理想の間取りを見直す必要が出てきたりするなど、間取りへの影響が出てくることも少なくありません。
3:食品が無駄になる
こちらは食品のまとめ買いにありがちなデメリットです。保存方法が悪く食品が傷んでしまったり、期限が長いと安心していたら、何年も過ぎていたなんてことも。今は非常食さえうまく期限内に消費して、できる限り食品ロスをなくすのがトレンド。それに、食品の無駄はお金の無駄でもあるので、できるだけ避けたいですよね。
4:整理整頓しないとカオスになる
物がまとめられるということは、裏を返せばそこに物が溢れたり、たまったりするということでもあります。上手に収納しておかなければ、見た目が悪いだけでなく、使いにくいパントリーになってしまってかえってストレスになることも。ストックなどの整理整頓が苦手な方は注意が必要です。
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パントリーを作るべきか迷った時は…
メリットもデメリットも理解したけれど、やっぱりどちらにするか迷ってしまう…そんな時は、もう一度自分たちのライフスタイルを思い出してみましょう。
例えば、
・家族が多く、食品や日用品のストック、食器類が多い
・週末に買い出しをしてまとめ買いをすることが多い
・外食が少なく、家で食事を作って食べることが多い
・実家等からまとまった量の食料をもらうことが多い
・まとめ買いをしても忘れずに消費でき、食品を無駄にしないでいられる
・たくさんある物を整理整頓することが苦痛でない
・リビングからキッチンが見えやすいなどの理由から、できるだけキッチンに物を置きたくない
というように、必要性を整理してみると良いでしょう。
なんとなくで作ってしまうと、せっかくスペースがあっても使わなかったり、パントリーに物が溢れて使いにくくなったり、まとめ買いした食品を消費し切れずに無駄になってしまう原因になるため、あえて作る必要はない…と考えられそうですね。
それでも、「どうしても迷ってしまう」という場合には、パントリーの大きさを工夫して最小限のものを作ったり、既製品の食品庫を活用するなど、自分に合う形にして取り入れるという方法もありますよ。予算や部屋の広さなど全体とのバランスも関わってくるので、プロの意見も取り入れてみても良いですね。
まとめ
いかがでしたか?おしゃれで素敵なパントリーには憧れますが、本当に使いこなせるかは別の話。せっかくの家づくりで後悔しないためにも、予め家族で相談しておく方が良さそうですね。パントリーの必要性を見極めるには、自分たちのライフスタイルに合っているかどうかが一番のポイントになります。
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