Column

お風呂をリフォームして快適空間に

お風呂をリフォームして快適空間に

家の中でいちばんリラックスできる場所はどこでしょうか。「お風呂です」と答える方も多いのではないでしょうか。

外から疲れて帰ってきてリビングに落ち着いても、まだどこか神経が高ぶっているときもあります。スーツを脱いで部屋着に着替えても、コーヒーを淹れて飲んでも、まだカサカサと気持ちが尖ってしまっていることも。そんな時はさっさとお風呂に入ってしまいましょう。

お風呂に入って全身をきれいに洗い流して湯船につかると、いろいろなものがお湯に溶けだしていくような気持ちになりませんか?バスローブを羽織って出てくれば、身も心もリラックスして、もう身も心も家に馴染んでいるでしょう。ここからが、あなたがやっと自由にできる時間かもしれませんね。

お風呂は身体と心の健康のために大切な設備。お風呂の居心地がよければよいほど、人生にゆとりを感じると言われるほどなので、できるだけ自分のニーズを満たしたいものです。
 

お風呂をリフォームしたくなる時

お風呂をリフォームして快適空間に

お風呂のリフォームにはかなりのお金もかかります。どんなタイミングでリフォームに踏み切ればいいのでしょうか。

お風呂が壊れてしまった時は待ったなしですが、家族が増えた時や、逆に家族が減って老後が見えてきたときにもリフォームによいタイミングがあると言われます。

お風呂は家族の健康の源でもあるので、少しぜいたくかなと思うタイミングであっても、リフォームした方がよいケースもあります。


小さな不満が積もってきた

お湯を出していて急に熱くなったり、蛇口からぽたりぽたりと水漏れをしていたり、一所懸命カビ取りをしてもカビがしつこく残っていたり、小さなことでも、重なってくるとだんだんとストレスとなるでしょう。

シャンプーやせっけんの置き場所が使いにくいとか、床が滑りやすいとか細かいことだからついつい我
慢してしまうこともあります。

ある程度不満が溜まってきたら、思い切ってリフォームを検討してみるのもよいでしょう。


風呂が寿命を迎えた

これはリフォーム待ったなしですが、最低限の対応で済ませばコストも工期もそれほど膨らみません。給湯機の故障がいちばん多い傾向ですが、これは給湯機の交換だけで済むこともあります。

コストや工期に余裕が持てるのであれば、これまで不満を感じていた部分の改装も含めて、もう少し全体を見てのリフォームを検討してもよいでしょう。

在来工法のお風呂だとかなり工期がかかりますが、ユニットバスであれば工期も短く、いろいろおしゃれなタイプや使い勝手がよく考えられたものもあります。

トラブルはいやですが、リフォームを決心するきっかけにもなるので、ふだんからお風呂をどうしたいかを考えておくと、慌てずに満足できるリフォームを実施できるでしょう。


安全な入浴環境にしたい

滑りやすい洗い場、深い湯ぶね、温度が安定しないシャワーや冬に寒くなり過ぎる浴室などは、大きなトラブルにも直結し得る入浴環境です。

細かい不満がある場合は、工務店などに相談してみるのもよいでしょう。多くの経験があるプロなら、困っていることに対して、もっともやり易くて費用のかからない解決策を出してくれるかもしれません。

子どもが小さい時や年齢を重ねてきたときは、それぞれに解決しなければならない問題も出てきます。手遅れにならないようにリフォームで対応することを考えましょう。
 

お風呂リフォームのコスト比較

お風呂をリフォームして快適空間に

お風呂のリフォームは、改修の程度に応じて200万円以上かかるケースもあります。

お金はかけようと思えば、いくらでもかけられるでしょう。ヒノキの浴槽や大理石の浴槽などを使ったり、風呂場自体を全面改装したりすれば、相応の予算が必要と覚悟しましょう。

お金をたくさん出しても、自分が満足できるお風呂場になるかというと、そういうわけでもないようです。まずは自分の欲しいものをはっきりとさせて、その欲しいものを得るためにはどうするかを考えるべきでしょう。

どういうところでコストが変わっていくのかを以下で見ていきます。


ユニットバス? 在来工法?

浴室全体を改装する場合は、ユニットバス工法にするか在来工法にするかでコストと期間がかなり異なると言われます。

在来工法は、浴室の作り方に制限がなく、自由に作ることができますが、工務店の技術力で仕上がりに差が出ることもあります。また、在来工法からリフォームをする場合は、解体費用が予想以上にかかってしまう場合もあります。

ユニットバスは構成の自由度はほとんどありませんが、工場で作ったパーツを現場で組み上げるので工事期間が短くなり、機密性や断熱性能も高い点が特徴でしょう。一体型の構成なので、掃除などの手入れも少ないとされます。

性能面からみると、同じコストをかけた場合にはユニットバスの方が良くなるケースが多いですが、お風呂にこだわりがある場合は、在来工法を選んでもよいかもしれません。


給湯器の入れ替え

お風呂の性能向上を考えると、給湯機を入れ替えるのも早道です。

給湯機の入れ替えは数時間で終わりますが、熱源をどうするかによってどんなタイプを選ぶかが決まると言われています。

ガス給湯器は7万円から18万円くらいです。現在の給湯器と同レベルのものを選べばよいですが、ひとつ上のものにするとお湯が早く沸くなどのメリットもあります。

電気温水器は15万円から15万円くらいかかりますが、オール電化にするとこちらを選ぶことになるでしょう。

省エネを考えればエコキュートなどの採用もありですが、20万円から30万円くらいかかります。ガス給湯器から切り替える場合は、80万円くらいかかりますので、予算を考慮して慎重に選びましょう。
 

まとめ

お風呂をリフォームして快適空間に

お風呂は家族の健康を守るためにも重要な設備です。

より快適にするためにリフォームをしたくなりますが、コストがかかりがちなリフォームだと覚えておきましょう。

自分たちがどんなお風呂が欲しいのか、どうすれば一番の満足が得られるのかをよく考えて、リフォームに取り組むことをおすすめします。

家族でいろいろ意見を出し合って議論するのも楽しい時間になるでしょう。ご家族それぞれの希望が叶う理想のお風呂像を作り上げて、リフォームにトライしてみましょう。