新築やリノベーションなどの家づくりをする際、水回り設備やお部屋の壁紙、床材などで悩むことも多いですね。カタログでは、分かりにくいこともあるでしょう。そんなときは、ショールームに足を運んでみるのもひとつです。実際の商品を見て、触って、暮らしに取り入れたらどんな感じになるのか、具体的にイメージしてみませんか。
今回は、ショールームとはどのようなものか、ショールーム見学のポイントをご紹介します。
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ショールームとは
ショールームは、住宅メーカーや設備メーカー、家具メーカーなどが自社の商品を展示している屋内空間です。各メーカーの人気モデルの設備や、最新の技術を取り入れた商品などを展示しており、快適な暮らしを実現するためのヒントが詰まっています。
ショールームに行くと、カタログやインターネット上では得られない情報が分かります。商品を実際に見て、使って、使い心地を体験できるのが特徴です。商品の販売は行わず、顧客体験の場所として提供されている場合がほとんどです。
ショールームでは何を見学できる?
メーカーにより異なりますが、キッチンやバスルーム、トイレ、洗面などの水回り設備、床材、建具、壁紙、カーテンなどが展示されています。ショールームによっては、耐震や災害対策装置、最新の省エネ設備、サッシによる遮音・遮熱効果などを体感することも可能です。各メーカーの設備には標準モデルや最上級グレードのモデルなどが用意されており、グレード別に見比べられることもあります。
ショールームに行くタイミングとは
ショールームは実際の商品を体感できる場なので、新築やリノベーションなどの家づくりがある程度進み、具体的に使う設備を選ぶタイミングで気になってくる方も多いのではないでしょうか。一般的に、ショールームでは、ショールームコーディネーターやアドバイザーが接客を担当したり、展示品を案内をしたりしてくれます。専門的な知識や経験からのアドバイスを求めるのもよいでしょう。
購入を検討する場合、ショールーム見学後、その場で見積りの作成を依頼することも可能です。そこから、プランニング・商談に入るケースもあります。一旦はその場で必要書類だけ受け取り、後から気になったポイントなどについてメールやFAXでやり取りすることもできます。
大型のショールームでは、具体的なライフスタイルをイメージできるよう、生活の一場面のような演出で間取りやインテリアを展示していることもあります。家づくりに向けた具体的な方向性が決まっていない段階であれば、こういったショールームを見てみると家づくりのヒントが見つかるかもしれません。
ショールーム見学の予約は必要?
予約なしでふらっと立ち寄って、見学できることもあります。ただ、土日などで混雑していると、アドバイザーから直接話を聞くのが難しいケースも。また、当日予約を受け付けていないところもあるため、事前に確認しておくと安心です。
アドバイザーに相談したい、見積りやプランニングが必要な場合などは、電話やネットで予約をしてから見学するのがおすすめです。
家づくりにおけるショールーム見学のポイント5つ
ショールームに行く前に知っておきたい、スムーズな見学をするためのポイントを5つご紹介します。
事前準備で効率的に見学する
見たいものが多ければ多いほど、時間がかかります。見学するための十分な時間を確保することはもちろん必要ですが、あらかじめ準備しておくことで、効率的に見学できます。
アドバイザーに勧められるがままに見学していると、目的を果たせないまま時間が過ぎてしまう可能性もあります。事前に見たい内容を明確にしておき、希望をアドバイザーに伝えましょう。
ショールームに訪れる前に、インターネットでそのメーカーにどんな商品があるのかを予習しておくのもおすすめです。
動きやすい服装にする
ショールームでは歩き回ったり、商品を体感するために動いたりすることが多いです。そのため、ショールーム見学の際は、動きやすく、かつ疲れにくい服装や靴がおすすめです。見学する場所によっては、靴を脱ぐこともあります。着脱しやすい靴を選びましょう。
実際に商品を使ってみる
ショールームでは、展示品に触れ、実際に動かすなどの体験ができます。見るだけでなく、収納の扉・引き出しを開け閉めする感覚や、閉めたときの音、扉の取っ手の使いやすさ、シンクに水が落ちる音、シャワーの水圧などを実際に使ってみて体感しましょう。カタログでは分からない使い心地や質感、サイズ感などを体験することで、住み始めてからのミスマッチを防ぎます。
必要なものは持って行く
家づくりをスムーズに進めるために、以下を参考に必要なものは持参しましょう。
- 家の平面図や立面図
- メジャー
- 筆記用具
- スマートフォン
新築やリノベーションの話が進んでいる場合であれば、家の平面図や立面図があるとスムーズです。見学や相談した内容をすべて覚えておくのは大変なため、メモやスマートフォンのカメラで記録しておくことをおすすめします。
予算を決めておく
ショールームでは、最高級グレードを展示しているケースもあります。グレードの高い商品は魅力的に見えるかもしれませんが、予算とのバランスも大切です。標準グレードも確認して比較し、予算に合わせて商品を選びましょう。あらかじめ予算を決めてアドバイザーに伝えておくことで、予算オーバーを防ぎやすくなります。
まとめ
ショールームでは、水回り設備や壁紙、床材といった、実際の商品が展示されています。見て、触れて、その商品のよさをダイレクトに感じとることが可能です。
見学の際は必要なものを持参し、見たい商品の絞り込みや、予算決めなどの事前準備をしておくとスムーズに進めることができるでしょう。動きやすい服装で訪問して、商品を思う存分体験してみましょう。
writing:ハナミ
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