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エコリフォーム・リノベーションは環境にいいだけじゃない!メリット総まとめ

環境への配慮やSDGsがトレンドになる中、リフォーム・リノベーションの世界においても「エコ」が注目されています。エコリフォーム・リノベーションは環境に優しいだけでなく、人の暮らしや経済にも優しいのが特徴です。

この記事では、今後ますます注目を浴びると考えられるエコリフォーム・リノベーションとはどのようなもので、どのような点がメリットなのか解説していきます。

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エコリフォーム・リノベーションとはどんなもの?

エコリフォーム・リノベーションを一言で表すならば、地球に優しい家づくりを実現するリフォーム・リノベーションのこと。

地球に優しいといっても抽象的で、わかりづらいですが、大きく次の2点のどちらかに当てはまるリフォーム・リノベーションを指します。

  • 断熱性を高め、省エネ化をすすめるリフォーム・リノベーション
  • 建材や内装材に自然素材を用いるリフォーム・リノベーション

住まいで消費するエネルギー量を減らすとともに、自然素材を積極的に活用することで、環境負荷を減らした家づくりを実現していくという考え方です。

エコリフォーム・リノベーションによるメリット

環境配慮の重要性が高まる昨今、エコリフォーム・リノベーションの重要性も高まっています。ここからは、エコリフォーム・リノベーションによる具体的なメリットを3つ見ていきましょう。

環境負荷の軽減につながる

第一のメリットは、環境負荷の軽減につながるという点。

近年、地球に優しい暮らしを意識して生活する人が増えています。一人ひとりの意識が大切であるということはもちろん、世の中の流れとして、エコな商品を選ぶほうが良いという価値観が形成されてきています。エコリフォーム・リノベーションで住まいを省エネ住宅にアップデートすれば、環境負荷の軽減につながり、現代の価値観に合った家づくりを実現できるでしょう。

住まいの快適性アップにつながる

「エコな暮らし」というと、何か我慢しなければならないように感じる人がいるかもしれません。しかし、エコリフォーム・リノベーションをすることにより、住まいの快適性をアップできる可能性があります。これが第二のメリットです。

たとえば、珪藻土の壁材や無垢フローリングを使い、接着剤や塗料も自然由来のものを使用すれば、シックハウス症候群の発症を抑えられます。部屋の断熱性を高めれば、夏は涼しく、冬は暖かい空間になるでしょう。エコリフォーム・リノベーションは、快適な住まいを実現する方法でもあるのです。

水光熱費の節約にもつながる

第三のメリットは、水光熱費の節約につながるという点です。自然環境に優しいことよりも、これが最大のメリットと感じる人も多いのではないでしょうか。

断熱性能を高めたエコな住まいは、エネルギー消費量が少ないため、通常の住宅に比べて、ガスや電気の消費量が少なくなります。結果として、年間の電気代・ガス代を削減できるのです。水栓やトイレなどを節水型のものに変えれば、水道代の削減にもつながるでしょう。

さらに、屋根に太陽光発電を設置した住宅では、発電量に余剰が出れば電力会社へ販売することも可能。季節や時間によっては、電気代の削減どころか電力販売によって利益が出るケースもあるのです。エコリフォーム・リノベーションは、環境(エコロジー)だけでなく、経済(エコノミー)にも配慮した改修と言えるでしょう。

省エネ性能の高い設備や自然由来の素材は、イニシャルコストが高いのが欠点ですが、将来にわたって持続的に発生するコストを抑えられるため、長く見れば、むしろ通常よりもお得になる場合があります。

補助金の対象にもなるエコリフォーム・リノベーション

エコリフォーム・リノベーションを検討するにあたり、イニシャルコストの高さをネックに感じる人も多いのではないでしょうか。そんなときに活用したいのが、エコ住宅を対象とする各種補助金です。

エコ住宅で使用できる補助金

2022年10月現在、エコリフォーム・リノベーションで使える主な補助金は次のとおりです。

補助金の種類時期ポイント
 住宅ローン減税随時利用可能新築、中古に関わらずエコ住宅を取得する場合、通常の住宅に比べて借入限度額が高めに設定
 こどもみらい住宅支援事業2023年3月31日まで
(申請期限)
リフォームにおいて断熱改修、エコ住宅設備を設置する場合、幅広く補助を受けることが可能
 長期優良住宅化
 リフォーム推進事業
2022年12月16日まで
(住宅登録受付期間)
長期優良住宅リフォームにかかる費用を1/3まで補助、認定長期優良住宅は補助額が増額される
 既存住宅における
 断熱リフォーム支援事業

2022年12月9日まで
(令和4年9月公募)

「トータル断熱」「居間だけ断熱」に当てはまる断熱リフォームを行う場合、戸建で最大120万円、マンションで1戸あたり最大15万円の補助が受けられる

▼補助金について詳しく知りたいなら、こちらのまとめ記事がおすすめです。
参考:2022年版リフォーム・リノベーションで使える補助金・助成金まとめ

住宅エコリフォーム推進事業

2022年9月14日から、住宅の省エネ化に特化した新たな国の補助金制度「住宅エコリフォーム推進事業」がスタートしました。対象となるのは、ZEHレベルの高い省エネ性能を持つ家にリフォームするケースです。

主な補助の内容は以下のとおりです。(いずれも民間実施の場合)

  • 省エネ診断 :補助率1/3
  • 省エネ設計等:補助率1/3
  • 省エネ改修 :戸建住宅等の補助率11.5%、マンション1/6
    ※省エネ改修は補助限度額の範囲内で補助

参考:令和4年度「住宅エコリフォーム推進事業」の募集を開始します!

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まとめ

最近注目を浴びるエコリフォーム・リノベーションは、地球環境に優しいのはもちろん、そこに暮らす人やお財布にも優しい住まいを実現できる方法です。通常の家に比べるとイニシャルコストがかかるものの、長期的に見ればお得に暮らせる可能性もあります。また、補助金を上手く活用することでコストを下げられるかもしれません。

今後、家の改修を予定しているのであれば、エコリフォーム・リノベーションを実践してみてはいかがでしょうか。