キッチン本体のお話ではありませんが、キッチン本体のリノベーションをする時に必ず一緒に考える必要があるキッチン周りの造作部分のチェックしておきたいポイントをお伝えします。キッチン本体も大事ですが見た目も使い勝手も大きく変わるちょっとした部分を抑えておきましょう。
キッチン前カウンターの造作チェックポイント
さてI型キッチンで対面式の場合はキッチン前に造作壁が必要になります。この壁とカウンターが見た目にも使い勝手にも影響します。
1つ目のポイントはカウンター高さを決めることです。キッチンは手元が雑多になりやすいため、ダイニング側から見えない高さにするとよいでしょう。あるいはシンクや調理台正面の壁にレールを付けてキッチンペーパーなどかけられるようにするなら、それらが設置できる壁の高さが必要です。あるいは逆に低めにしたいなどの確認もしましょう。
2つ目はカウンターの奥行です。カウンターの奥行を広いと便利にと思われますが、何でもモノを置いて散らりがちになると考えて最小の奥行にする方もいらっしゃいます。あるいは配膳する時に置きたいお皿の大きさから決めることもあります。お子さんがそこで勉強できるようにしたいから奥行きは40センチ欲しいなどという決め方も。
ご自身の生活スタイルを考えながら造作カウンターの高さ、奥行きをチェックしましょう。
雰囲気づくりと機能性
キッチン前の壁に使用する材料も検討ポイントです。写真ではキッチンパネルが使用されています。細かいところですがIHがある右側の壁部分。どこまでキッチンパネルを貼り伸ばすかで見た目の印象が変わります。白系のキッチンパネルで白系の壁紙が隣接している場合はあまり気にならないかもしれませんが、パネルと壁紙の色が大きく異なる場合はどこまで貼り伸ばすのか担当者と相談しましょう。
パネルは清掃性に優れていますがもう少し雰囲気づくりをしたい場合などはタイルも合わせて検討してみましょう。また写真のように天井面の色をグレー系にするなど自分のイメージに合う壁紙を選びキッチンに取り入れることでキッチン全体の雰囲気が作られていきます。
まとめ
見た目に関わるキッチン全体の雰囲気といざ生活が始まった時の使い勝手の良さは、キッチン本体だけでなく今回お伝えしたちょっとした部分も大事なポイントになります。ぜひチェックして打ち合わせの時に話してみましょう。
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