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フローリングのへこみを自分で補修!持ち家と賃貸それぞれのポイント

フローリングのへこみを自分で補修!持ち家と賃貸それぞれのポイント

ふとした拍子についてしまう、フローリングのへこみ。「気になるから、自分で直したい!」という方も多いでしょう。賃貸の場合には、原状回復費用を支払わなければいけないのでは?と心配になってしまうことも。

今回はフローリングのへこみを自分で補修する方法をお伝えします。ちょっとしたアイテムでキレイにできる場合がありますので、持ち家の方は試してみても良いでしょう。

しかし賃貸の方はご注意を。自分で補修する前にチェックすべきポイントがあります。良かれと思ってやったことが裏目に出る可能性もあるのです。
 

合板フローリングのへこみの補修方法

フローリングのへこみを自分で補修!持ち家と賃貸それぞれのポイント

様々な板材を重ねた合板フローリングでは、パテなどで埋め合わせる方法が一般的でしょう。埋め合わせや補修箇所の着色には専用のキットも販売されているおり、ホームセンター等へ足を運べば入手できます。

具体的な手順は商品の説明に沿って行うのが確実ですが、ここでスタンダードとなる手順についてご紹介します。


補修材を使ったへこみの修復方法

1.  へこみにささくれ等があって危険な場合、カッターで取り除いてなめらかにします。

2. 補修材を適量とり、へこみを埋めます。補修材が山のように少し盛り上がるくらいが適量とされています。この時、補修材をスプーンの上にのせてライターやドライヤーで温めると扱いやすくなる場合があります。

3. 乾燥したら、盛り上がった部分をヘラなどで削り平らにします。他の場所を傷つけないように注意しましょう。

4. 補修した場所に、フローリングに合った色を塗ります。補修材そのものを練る段階で色の調整が行えるキットもありますが、クレヨンのようなもので後から色を塗るものもあります。

もし、フローリングの表面に軽くひっかき傷ができた程度であれば、補修材ではなく塗料を直接塗りこんで済むタイプのキットを利用するのも良いでしょう。


へこみの修復の難しさと、成功させるためのポイント

「キットを使ったけど、イマイチ周りと馴染まない」という時には、修復キットに付属している塗料の他に、フローリングの傷かくし用のペンなどを買って木目を書き込む方法もあります。

塗装を上手にこなすには、いくつかのコツがあります。

・木目の流れに合わせて塗る
・塗った後、乾いた布で周囲となじませる
・まず薄い色をベースとして塗り、だんだん濃い色を重ねていく

補修キットや塗装ペンなどを買う際には、色選びが大切です。まずはフローリングをじっくり見て、ベースとなる薄い色と木目などの濃い色をチェックしてから購入すると良いでしょう。

どの方法にしても、補修箇所の色を違和感なく修復するのは簡単ではありません。補修したつもりが、かえって目立つようになる可能性もあります。ある程度、失敗のリスクがあることを把握した上でのぞみましょう。
 

無垢フローリングのへこみの補修方法

フローリングのへこみを自分で補修!持ち家と賃貸それぞれのポイント

無垢フローリングの場合は塗装や埋め合わせをしなくても、アイロンと水分でへこみが改善する場合があります。手順は以下の通りです。

1. へこんだ部分に画鋲などで小さな穴を開けます。水分を吸いやすくさせるための穴なので、大きな穴を開ける必要はありません。

2. 水に濡らして、しっかり絞ったタオルを上にあてます。

3. タオルの上からアイロンを3~5秒当てては離し、様子を見ながら繰り返します。タオルは乾かないよう、適度に水を加えましょう。スチームアイロンがあれば、濡れタオルなしでも蒸気を当てて直せる場合があります。

無垢のフローリングは天然木を使っています。木の性質を利用し、へこみ部分に水分吸わせて膨張させる方法です。

注意すべきは、無垢フローリングの表面処理。一般的に、UV塗装やウレタン塗装をしたものは、塗装が剥がれる可能性があり向いていないと言われています。
 

賃貸のフローリングを補修する前に確認したい、大切なポイント

フローリングのへこみを自分で補修!持ち家と賃貸それぞれのポイント

これまでは持ち家の場合に使えるへこみの修復方法を解説しました。一方、賃貸の場合は気を付けなくてはいけないポイントがあります。

賃貸では、フローリングをDIYで修復しても現状回復できたとみなされない可能性があります。さらに、悪化させてしまった場合には張り替え費用がかさむリスクも考えられます。

リフォーム業者に依頼すれば仕上がりはキレイになりますが、賃貸契約によってリフォーム自体が禁止されている場合も。貸主に無断で修復することには、一定のリスクが付きまとうとお考え下さい。

できることなら、修復前に貸主に相談すると良いでしょう。へこみや傷の状態によっては、通常の使用の範囲内と判断され、負担しなくても良い可能性もあります。
 

フローリングのへこみを予防するための工夫

フローリングのへこみを自分で補修!持ち家と賃貸それぞれのポイント

これまでご紹介したように、フローリングをへこませてしまうと手間がかかったりお金がかかったりと大変です。できることなら、へこませない&傷つけない対策をしておきたいところ。

最後は、フローリングを保護する方法をご紹介します。商品を買って手軽にできるものもありますので、ぜひ取り入れてみてください。


【重量物の下にはシートやマットを敷いておく】

例えば冷蔵庫などの下にフローリング保護用のシートを敷いておくと、へこみのリスクを減らしてくれます。

重量物の設置で大切なのは、荷重を分散させること。重い家具の重量が狭い接地面に集中すると、フローリングのへこみに繋がります。そのため、シートやプレートなどで荷重の集中を防ぐことが効果的とされます。


【イスの足にはフェルトシートを】

普段のさりげない動作でもフローリングは傷つくことがあります。イスを引くときにこすれて、線状の傷がついてしまうこともあります。

なるべくなら、イスやテーブルなど移動させるかもしれない家具の足には、フェルトのような柔らかいシートを貼り付けましょう。傷防止の他にも、階下への騒音を抑制する効果も期待できます。


【キャスター付きのイス対策】

キャスターは、基本的にはフローリングを傷つけやすいと言えます。そのため、イスを使う範囲にはシートやカーペット等を敷いておくと良いでしょう。

キャスター自体にも、フローリングやカーペット上で使いやすくするタイプのものがあります。フローリングでも傷がつきにくいとしているウレタンキャスターや、カーペット上でも移動させやすいナイロンキャスターなど、メーカー側も工夫しているようです。

しかしどんなキャスターでも、状況によってはフローリングに傷をつけてしまうかもしれません。メーカーも、特殊なキャスターを使う場合でも床マット等を敷くことを推奨しています。


(参考:株式会社オカムラFAQ~よくあるご質問  Q3:床にあったキャスターの選び方を教えて欲しい)
"ウレタン双輪キャスター
フローリングの床でご使用になる場合にご案内しています。フローリングの種類によっては
傷がつく場合がありますので床マットのご使用をおすすめします。"

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まとめ

フローリングのへこみを自分で修復する方法について解説いたしました。修復のためのアイテムも販売されているため、へこみの修復自体はチャレンジしやすいDIYと言えるでしょう。しかし、キレイに直すためにはフローリングの特徴を見極めて、適切な道具を上手に使う必要があるとおわかりいただけたかと思います。

賃貸の場合、無断での修復はトラブルの元となり得ます。まず貸主へ相談していただくと良いでしょう。