Column

簡単な床リフォームのポイント

簡単な床リフォームのポイント

ネットで「床 リフォーム」「床 DIY」て検索すると、様々なリフォーム事例が出てきます。DIYで検索すると、自分で床板を剥がし、床下の枕木を綺麗にして、床板材を電動ノコギリで加工したうえで、ピッタリ敷き詰めて綺麗なフローリングを作りあげるDIY上級者のワザも発見できます。

DIY上級者の事例には、思わず見入ってしまいますが、DIY初心者にとっては、相当にハードルが高い作業でしょう。では、DIY初心者が床のリフォームを自分で行いたい場合には、どうすればいいのでしょうか。

巷には、敷くだけでリフォームできる床板材もたくさん市販されています。そこで、この記事では、特別な知識、技術がなくても簡単にできる床のリフォーム方法を紹介していきます。
 

床リフォームの目的は?

簡単な床リフォームのポイント

床リフォームの目的は様々です。よく見聞きする動機のひとつに「古くなったから」というものがあるでしょう。他には、高級な床材でリフォームや新築したので、その床材を傷めないために、上に新たにシートを敷くという事例もあります。

さらにペットと暮らすご家庭では、床を傷めたくない、あるいは今までの床材が硬すぎる、もしくは滑るのでペットの足腰によくないから床材を替えたい、といった動機でリフォームすることも考えられるでしょう。

他にも、防音対策としての床リフォームも挙げられます。特にマンションの場合には、階下の住民に足音や、物を落としたときの衝撃音などが伝わっていないか気になるところです。敷くだけで騒音をシャットアウトできる床材などがあれば、取り入れたいものです。

このように、床をリフォームする目的は様々です。以下で、個別に紹介していきます。
 

床板を保護するリフォーム

簡単な床リフォームのポイント

床板を保護する目的としておすすめの素材のひとつが、フローリングマットです。敷くだけでフローリング床の雰囲気となり、既存の床板の傷みを抑えられます。

例えば、賃貸のフローリングを傷つけたくないときなどに、活用するとよいでしょう。しっかりした素材ながら、上に敷くことを想定しているために薄いので、ドアの開閉に干渉することもありません。

さらに、本物の木材を意識した質感も魅力でしょう。カラーバリエーションも豊富で、部屋や既存のフローリング材に合わせて選ぶこともできます。ホームセンター等で購入でき、また、小さな無料サンプルサービスを提供するネット販売もあるようですので、お試しください。
 

ペットのための床リフォーム

ペットと暮らすご家庭は、多くの場合が室内飼いと言われます。室内飼いによって、いつも一緒に快適に過ごせることに加えて、ストレスも少なく、病気や事故のリスクも減らせる等のメリットがあることが理由とされます。ただし、室内飼いの場合には、床もペットに合わせて考慮する必要があるでしょう。また、ペットと一緒に暮らすということは、床が汚れやすくなりますので、対策も必要です。それに、滑りやすかったり、硬い床ではペットの足腰に負担をかける恐れがあります。

これらの対策素材としては、ペット対応クッションフロアがおすすめでしょう。通常のクッションフロアよりも柔らかく、足腰への負担が少ないとされます。さらに、柔らかいながらも、破れにくいので、ひっかき等に強い点も特徴です。また、抗菌消臭機能付きであれば、気になる臭いなども抑えられるでしょう。デザインや色も多彩なので、部屋の雰囲気に合うものを探してみてください。
 

防音機能に優れるリフォーム床材

せっかくフローリングにしても、階下に迷惑をかけていないか気になっていては落ち着いた生活が送れませんね。マンションでは特にそうです。騒音トラブルは未然に防ぎたいものです。

この場合、フローリングの床板をいったん剥がして、防音マットや、防音材を敷き詰めるという方法もあります。でも、手間と費用が掛かるでしょう。それに、お子様が実際に部屋の中を走り回る期間は小さいころに限られています。その時期のためだけに費用をだしてフローリングを剥がして工事するとなると費用対効果で割に合わないかもしれません。

そこで、手軽に敷くだけで防音や遮音効果が期待できる床材が望まれます。例えば、フローリングの下に防音シートが付いているフロアタイルなどもおすすめでしょう。防音シート効果で音を抑えて、且つ薄いので他の家具の干渉になりにくい点も特徴。費用も抑えられます。

床の防音に関しては防音マットやラグも有効です。これらは防音床材よりもさらに手軽に取り入れることができるので、ご検討ください。
 

まとめ

いかがだったでしょうか。床のリフォームは、大がかりな工事を思い浮かべたかもしれません。でも、上述したように、工夫次第で目的を果たすことも可能です。また、フローリングの保護やペット対策、防音措置は、必要とする時期が限られることもあります。ですから、手軽にできる方法も含めてリフォームを検討することをおすすめします。