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ウォークインクローゼットで後悔しないためのポイントとは?

洋服や日用品などを1カ所にまとめて収納できるウォークインクローゼット。最近ではリフォームやリノベーションで設置する方も増えているようです。一方で、思っていたよりも使いにくいという声も耳にします。

そこでこの記事では、ウォークインクローゼットで後悔しないためのポイントをご紹介します。後悔する理由を紹介した後に具体的な改善方法を解説しますので、ウォークインクローゼットの設置を検討している方は参考にしてください。

ウォークインクローゼットを設置して後悔した理由

ウォークインクローゼットで後悔する主な理由として、イメージした通りに収納できないことがあげられます。洋服だけではなく大きな荷物も片付けられるという魅力もありますが、見落としがちなデメリットもあるので注意しましょう。ウォークインクローゼットを設置して後悔した主な理由は以下の3つです。

・デッドスペースが生まれやすい
・パイプハンガーに収まりきらない
・通路部分が狭い

ここでは、それぞれの理由を詳しく解説します。

デッドスペースができた

ウォークインクローゼットには洋服だけではなく、スーツケースや布団などの大きな荷物も収納できるので便利です。ただし、何も考えずに保管するとデッドスペースが生まれてしまい、きれいに片付かないことも。デッドスペースを解消するには収納ボックスの活用もおすすめです。

パイプハンガーに収まりきらない

ウォークインクローゼットにはパイプハンガーが付いています。洗濯した洋服を吊して保管できるというメリットもありますが、整理整頓をしないと洋服が収まりきらない事態にもなり得ます。また、パイプハンガーの設置場所によっては、使いにくく感じることもあるでしょう。

通路部分が狭い

ウォークインクローゼットには衣類の収納スペースに加えて、名前の通り、人が歩ける広さも確保しなければなりません。収納に重きを置きすぎると、歩けるスペースが狭まります。リノベーションやリフォームで取り付ける際には、通路と保管スペースのバランスが大切とされます。

ウォークインクローゼットで後悔しないためのポイント

ウォークインクローゼットを使いこなすには、工夫した収納が重要と言われます。何も考えずに使うのではなく、ライフスタイルに合わせてアレンジしましょう。以下の3つのポイントを押さえておくと、使い勝手のよいウォークインクローゼットに変えられると覚えておいてください。

・収納する場所を最初に決めておく
・ハンガーを統一する
・入り口のスペースを確保する

ここでは、3つのポイントを分かりやすく解説しますので参考にしてください。

収納する場所を最初に決めておく

ウォークインクローゼットでは、床に置く物、ハンガーパイプに吊す物、棚に保管する物とに分けて収納しましょう。床に置く物としてパンツ、トップス、下着類があります。衣装ケースを使って収納すればきれいに片付けられるでしょう。衣装ケースにしまうときは、衣類を立てて収納するとよりコンパクトに整頓できます。

棚に保管する物として帽子やアクセサリーなどがあります。ジャンルごとにまとめて収納すると、どこにしまったのかが分かるので散らかりにくくなるでしょう。また、使用頻度の高い物は棚の手前に保管するのもおすすめです。さらに、奥行きを生かした収納も心掛けましょう。注意点として、棚を設置する場合にはハンガーパイプから離れた位置に取り付けましょう。ハンガーパイプの上に設置すると、洋服を吊すときに引っかけてしまう恐れもあります。

ハンガーを統一する

パイプハンガーを使うときには、最初に同じデザインのハンガーを用意しましょう。デザインの異なるハンガーを使うと、肩の高さがそろわないので収納できるスペースが狭まるでしょう。ハンガーを選ぶときはプラスチックや針金のタイプは避けて、滑りにくい素材のタイプを使うと整理整頓がしやすくなります。

さらに、ハンガーパイプを使うときは、最初にハンガーの数を決めておきましょう。衣装ケースに収納できる衣類までハンガーパイプに吊して保管すると、スペースが一杯になり使いにくくなることもあります。衣装ケースにしまう衣類とハンガーパイプに吊す衣類を分けましょう。

入り口のスペースを確保する

ウォークインクローゼットの入り口にはなるべく物を置かないようにしましょう。入り口スペースが狭まると、中に入るのが面倒になり、マメに片付ける気持ちが損なわれてしまうかもしれません。また、物を収納するときには使用頻度の高い物を入口付近の手前に、使用頻度の低い物を奥に置くと、使い勝手がさらに向上します。

ウォークインクローゼットで着替えをする方は、自由に動けるスペースを確保しましょう。通路の幅は最低でも80cm以上がおすすめです。家族でウォークインクローゼットを使用する場合は、家族の体格に合わせて通路の幅を決めるとよいでしょう。

(参考:はじめて家を建てる「【ウォークインクローゼット】後悔しないための間取りと工夫はコレ!」)

まとめ

ウォークインクローゼットを上手に活用すれば、衣類をスッキリと収納できます。収納する場所を最初に決めておく、ハンガーで統一するなどの工夫をすれば、整理整頓ができるでしょう。着替えをする方は、80cm以上のスペースを確保するとストレスフリーで利用できます。
期待して設置したウォークインクローゼットに後悔することがないように、ポイントを押さえたリフォーム計画を立てましょう。