こんにちは!片づけクリエイターのはせがわあかねです。
突然ですが、問題です。人の住む家にはあってモデルルームにはないもの、何だと思いますか?それはズバリ『生活感』です。中でも生活感が出やすいのが『水回り』なんです。そうはわかっていても、いつもキレイを維持するのは大変ですよね。そこで今回は片づけ下手な人にこそ参考にしてほしいキッチンリノベーションの収納術をお届けします。
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すっきりとしたキッチンを手に入れるには?
家の中で生活感の出やすい場所と言えば、洗面所やお風呂、キッチンといった『水回り』。特にキッチンは家電製品やカトラリーなど収納するアイテムが多く、ごちゃごちゃとしがちなエリアです。しかし、収納を工夫すれば片付けや掃除が苦手でも生活感を抑えスッキリとしたおしゃれなキッチンを手に入れることが出来ます!それでは、実際のリノベーション事例を見ていきましょう。
キッチン事例1
仕事や育児に追われていると、つい後回しにしてしまう食器洗い。気づけばシンクが食器の山に!なんてことも。どんなに素敵なオープンキッチンでも、シンクがごちゃごちゃしていては台無しです。
こちらの事例は、あえてキッチンカウンターを高く備え付け手元が見えない工夫をしています。これなら急な来客にも焦らず応対できますね。カウンターの内側には白いタイルを張り、水はねや油はね対策もばっちり。
「見えているからこそ片づける習慣が身に付く」という考え方もありますが、常にキレイな状態を維持するのにはそれなりに努力が必要です。「いつもキレイにしていないと」という気持ちがストレスになるようであれば、苦手な部分は隠してしまうのも一つの手。
事例:「vol.58【リノベ|インタビュー】角部屋リノベ!3面窓ってどう活かすのが正解?間取りBeforeAfter公開」
キッチン事例2
こちらはキッチンの他に独立したカウンターを設置することで、アイランドキッチンのような雰囲気を作っています。
カウンターの内側はオープン収納となっており、ワンアクションでモノの出し入れが出来ます。元の場所へ戻しにくいとモノが散らかる原因となりますから、使い終わった後サッと戻せる収納は片づけ下手さんにオススメです。リビング側からは見えない造りのため、いつでもスッキリとした印象を保てるのも嬉しいですね。
設備の位置変更にかかるコストや配管問題など心配することなく、アイランド風のおしゃれなキッチンが叶う素敵なアイデアです。
事例:「vol.56【リノベ|インタビュー】団地リノベ!最上階の「抜け感view」と「光」を楽しむインテリア」
キッチン事例3
こちらは、オーストラリアのカフェを再現したという対面式キッチンです。壁はオープン収納、キャビネットはクローズ収納で、『見せる収納』と『隠す収納』を上手に使い分けています。一面オープンの収納はおしゃれですが、置くものによっては生活感が増してしまう可能性も。『見せる』と『隠す』、半分ずつなら無理なくチャレンジできますね。また、冷蔵庫はを奥のパントリーに収納することで生活感を払拭し、海外ライクなカフェ空間を実現しています。
事例:「vol.48【リノベ|インタビュー】モデルはオーストラリアのカフェ!コストバランスとデザインにこだわったゆったり1LDK」
キッチン事例4
とにかく生活感を排除したいという場合は、キッチンを丸ごと独立させるという方法もあります。写真のリビング奥に見える小さな入り口がキッチンです。
空間に仕切りのないLDKは広々としていて開放的ですよね。しかし、きちんと定位置を決めていないとモノがあちこち入り乱れ、探していたリモコンがキッチンから出て来た、なんてことも。その点、この事例のようにリビング・ダイニング・キッチンそれぞれに適度な距離があることによって、きっちりとモノの住み分けが出来て部屋が散らかりにくくなります。
事例:「生活感を排除して暮らしやすさを追い求めた家」
まとめ
生活感の出やすいキッチンの収納は、『見せる収納』と『隠す収納』を使い分けることが重要です。『部分的に隠す』『半分隠す』『丸ごと隠す』など、場所やモノ、自分や家族の性格に合わせて収納計画を立てると良いでしょう。自分たちの暮らしにちょうどいい収納方法を見つけて、快適でおしゃれなキッチンを手に入れてくださいね。
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