この記事を書いたのは
はせがわ あかね｜整理収納アドバイザー
作業療法士として働きながら、整理収納・子育て・インテリアなど暮らしに役立つアイデアを発信。
あなたらしく「暮らしやすい」空間づくりを提案します

こんにちは！片づけクリエイターのはせがわあかねです。

隙間時間にポチっとスマホでお買い物。ネットショッピングって、とても便利ですよね。でも、お店まで足を運び、しっかり目で見て、実際に手にとって買い物をするのって、ネットショッピングでは味わえないワクワク感があります。

そこで今回は、買い物のワクワクを自宅で叶える『ショップ風インテリア』を作るコツをご紹介します。

ショップ風インテリアって？

『ショップ風インテリア』とは、文字通り「お店のようなインテリア」のことです。お気に入りのお店って、入った瞬間からワクワクしませんか？「コレとアレ、どっちにしよう？」と迷っている時間でさえも楽しいですよね。

つまり、ショップ風インテリアは、ただ“お店っぽいインテリア”ということだけでなく、『ワクワク感』を味わえるインテリアということです。

『ホテルライクインテリア』という言葉もよく耳にします。高級感があってデザイン性の高い空間は魅力的ですが、「生活感がなくて逆に落ち着かない」とか「我が家にはラグジュアリーすぎるかも？」という場合は、ホテルライクインテリアよりもカジュアルな雰囲気の『ショップ風インテリア』を目指してみるとよいかもしれません。

ショップ風インテリアを作る3つのポイント

商品を手にとってもらいやすい工夫がされているのがショップですから、モノは基本的にオープンな『見せる収納』となります。また、空間や建材の使い方にもショップライクなエッセンスが必要です。

それではここから、リノベ事例を通してショップ風インテリアのポイントを解説していきます。

見せたいモノはとことん陳列

ショップといえば、モノがズラリと陳列されているイメージがありますよね。こちらの事例では、玄関からリビングへ続く廊下にオープン棚を設置。そこにたくさんのキャップを並べて、キャップ専門店のような雰囲気に。廊下に飾り棚を設ければ、改めて専用スペースを作る必要がなく、部屋が狭くなる心配もありません。

この事例の間取りは、あまり聞きなれない『2LDB＋K』。『LDB』とはリビングダイニングバーのこと。お酒好きなオーナー夫婦こだわりの、BAR空間のある事例です。こちらも、たくさんのお酒をディスプレイしながら収納しています。

同じ種類のモノをたくさん並べると、ショップに足を運んだ時のワクワク感が再現されます。

ガラス扉＆室内窓で演出

リノベーションでも流行りのガラス扉や室内窓。おしゃれに空間を仕切ることによって、家に居ながら屋外の雰囲気を楽しむことができます。

こちらの事例で一際目を引くのが、ネイビーの大きな引き戸。一部がガラスになっているため、引き戸を締め切った時でも視界の抜けがよく、海外のショップのような印象に。

こちらの事例では、室内窓を採用しています。室内窓のあるこの空間は、なんとキッチンなんです。

出入口にはドアを設けて独立した空間に。まるで、家の中に街角のパン屋さんが現れたかのような造りとなっています。

室内窓やガラス扉は、圧迫感を抑えながら空間を仕切るという役割の他に、ガラスの向こう側に興味を持たせるという効果も。これをうまく利用することで、ショップ風のインテリアに近づきます。

照明使いで雰囲気アップ

照明の使い方で、その場の雰囲気やモノの見えかたは大きく変わってきます。そのため、ショップでは照明にこだわっているところも多いです。

インダストリアルな雰囲気のこちらの事例は、照明メーカーで働くオーナーの自宅兼撮影スタジオ。その空間に合った照明を選ぶことで、家具や小物の魅力がより一層引き立ちます。

この事例のように、複数の照明を使うこともショップライクな雰囲気を作るコツ。注目させたいモノの背景を照らすなど、照明はメリハリある空間作りに欠かせません。

まとめ

外に出て買い物を楽しむことができなくても、自宅のインテリアをショップ化すれば、いつでもワクワク感を味わうことができます。お気に入りのショップがある場合は、店内の様子を思い出しながらそのエッセンスを自宅に取り入れてみるのも◎オリジナルのショップライクな空間で、暮らしにワクワクをプラスしてみませんか？