事例提供：リアルキューブ

壁の空間の厚みを利用してつくるニッチは、ちょっとした小物を飾る棚や、収納スペースとして使えます。壁に棚を設置すると、そこだけ出っ張る形になりますが、ニッチは壁をくり抜いてつくるため、スッキリと見せられます。

今回は、キッチンや洗面、トイレ、廊下、玄関などにニッチを設けたオシャレな10事例をご紹介します。

キッチン

キッチンまわりにニッチを設けて、収納の確保や空間のアクセントとして活用した事例を4つご紹介します。

収納力たっぷりのキッチンカウンター

事例提供：株式会社リボーンキューブ

明るくて開放感のある、広々としたLDKの一角に、ニッチを設けたキッチンカウンターをつくっています。横幅が広くて奥行きもあるため、食器を並べたり、リビングで読む書籍などを収納したりできます。木の棚も付いており、収納力もたっぷりです。

こちらの事例では、キッチン側にもカウンターをくり抜いた収納スペースを設けています。少しの隙間や、カウンターの厚みを有効活用した事例です。

お気に入りの雑貨をディスプレイするスペースに

事例提供：株式会社 空間社

グレーをベースとして木材を組み合わせ、シンプルで優しい空間をつくり上げた事例です。ニッチを設けたキッチンカウンターには、モールテックスを採用しています。モールテックスは、意匠性と機能性を兼ね備えた左官塗材であり、水を通さないため水回りにもおすすめです。

ちょっとしたスペースにニッチを設けると、厳選された雑貨をディスプレイするスペースとして重宝します。

ニッチとレールの組み合わせでカウンターをオシャレに

事例提供：M・DESIGN株式会社

モルタルでつくったキッチンカウンターに、ニッチとレールを組み合わせて、雑貨や書籍を飾るスペースをつくっています。味のあるモルタル仕上げのカウンターは、もちろん、そのままでもすてきですが、ニッチを設けることでほどよいアクセントになってデザイン性もアップします。季節や気分によって飾る物を変えて、インテリアを楽しめそうですね。

利便性＆デザイン性に優れたニッチ

事例提供：株式会社リアルキューブ

キッチン内の壁にニッチを設けて、オシャレなディスプレイ収納をつくった事例です。2種類のデザイン違いのタイルを用いて、メリハリをつけています。

2段の棚には、調味料を並べたり、植物や雑貨を飾ったりと、さまざまな使い方を楽しめます。上部にアイアンバーを設けており、キッチンツールの引っ掛け収納も可能です。コンロからすぐに手が届く位置にあるため、利便性にも優れています。

洗面・トイレ

限られたスペースであることも多い洗面やトイレに、ニッチを取り入れて上手に収納スペースをつくった事例を4つご紹介します。

造作洗面台にスッキリ見える収納スペースを

事例提供：湘南リフォーム（株式会社ステラ）

オシャレな造作洗面台の壁にニッチを設けて、洗面まわりの小物を収納するスペースとして活用した事例です。棚だけでなくバーを設けており、物が落ちにくいように配慮されています。

スキンケア用品やメイク小物、衛生用品、洗剤など物が増えがちな洗面では、ニッチのように空間を有効活用した収納スペースを設けると、スッキリと見えます。

木枠で囲まれた、ナチュラルな装い

事例提供：ツバメクリエイツ株式会社

ホワイトと木材を組み合わせた清潔感のある洗面スペースの壁面に、木枠で囲まれたニッチを設けています。ニッチにもホワイトや木材を徹底して取り入れており、統一感のある仕上がりです。

鏡の前に立ったまま、横に手を伸ばせばすぐに取れる場所に収納があると、利便性も向上します。3段ほど棚があるため、洗面まわりに増えがちな小物もスッキリと収納できるでしょう。

必要な物をさっと取り出せる、ちょっとした収納スペース

事例提供：株式会社アズ建設

大きな鏡や広々としたカウンターが設けられた、洗面スペースの事例です。壁にニッチを設けて、洗面まわりの小物を収納する場所をつくっています。奥行きは浅いですが、1段ずつの高さがあるため、使い勝手がよさそうですね。必要な物をさっと取り出せます。

カウンターと同じく、棚には木材を採用しており、一体感のある洗面スペースになっています。

トイレのインテリアを楽しむスペースに

事例提供：株式会社リアルキューブ

落ち着いたカラーのアクセントクロスが映えるトイレスペースの壁に、ニッチを設けています。狭くなりがちなトイレのデッドスペースを上手に活用して、植物や雑貨を飾って楽しめる、スペースができあがりました。トイレに座った状態で手が届くため、スマホや書籍などのちょっとした物置きとしても活躍します。

その他

廊下や玄関などの壁にニッチを設けた事例を2つご紹介します。

帰宅時にかわいらしい飾りがお出迎え

事例提供：株式会社 空間社

廊下の突き当りの壁に、小さなニッチを設けて、雑貨を飾るスペースを設けた事例です。帰宅時にかわいらしい飾りがお出迎えしてくれます。廊下に家具などを置かなくても、ニッチを設ければ飾りスペースのできあがり。単調な壁もアクセントが効いてオシャレになります。こちらの事例はニッチを1つ設けていますが、小さなニッチを複数個つくる方法もあります。

真っ白な壁にアクセントを

事例提供：株式会社リアルキューブ

広々とした土間、玄関から入ったところにニッチを設けています。殺風景になりがちな真っ白な壁も、ニッチをつくって植物や雑貨を飾ることで、一気に華やかになります。雑貨を飾る際は、高さを揃えたり、余白をつくったりと、ひと工夫をするとよりオシャレに見えます。季節やイベントなど、テーマ性を持たせて飾りつけをするのもおすすめです。

床と合わせて、棚の部分は木材に。統一感があり、すっきりとした印象です。

まとめ

キッチンまわりや洗面、トイレ、廊下、玄関などにニッチを設けた事例をご紹介しました。収納スペースとして壁を有効活用したり、飾り気のない壁にアクセントを加えてオシャレにしたりと、ニッチはさまざまな使い方ができます。

壁の空間を上手に活用して、オリジナルな飾りスペースや収納をつくってみませんか。