洋服をはじめ、アクセサリーや小物なども収納できるウォークインクローゼット。荷物を1カ所にまとめられる手軽さもあり、最近では多くの家庭で取り入れられる傾向にあります。一方で、ウォークインクローゼットにはほこりがたまりやすいというデメリットを指摘する声も耳にします。
そこでこの記事では、ウォークインクローゼットのほこり対処法をご紹介します。掃除方法も詳しく解説していますので、ウォークインクローゼットを使っている方は参考にしてください。
ウォークインクローゼットにほこりがたまる原因
ウォークインクローゼットにたまるほこりの多くは繊維くずです。洋服や寝具などの布類を多く収納しているので、時間が経過すると自然とほこりがたまります。掃除を定期的にするのがほこりを除去する一番の対策法ですが、収納ボックスや衣装ケースを設置していると掃除が面倒に感じるでしょう。手間がかかるという理由で掃除の頻度が低くなると、ほこりがたまってしまう結果にもつながります。
ウォークインクローゼットにほこりをためないためのアイデア
ウォークインクローゼットは毎日使用するスペースなので、ほこりを完全に除去するのは難しいでしょう。ただし、ほこりをためないための対策はいくつかあります。主な対策として以下の2つがまずあげられます。
・浮かせる収納にする
・収納ボックスの数を制限する
ここでは、それぞれの方法を詳しく解説します。
浮かせる収納にする
浮かせる収納にすると、床に置いている物を動かす手間が省けるので床掃除が楽になるでしょう。掃除機や掃除用ワイパーも使えるので、効率的に掃除ができますね。ロボット掃除機が入るスペースをとれば、家事や仕事をしている間に掃除してもらえるので手間も省けます。
浮かせる収納をするための方法のひとつとして、ブランコハンガーがあります。ブランコハンガーとは現在使用しているポールハンガーに引っ掛けるだけで、2段のポールハンガーを設置できるアイテムです。ホームセンターでも購入できるので気軽に試してみたいアイテムのひとつです。
収納ボックスの数を制限する
ウォークインクローゼットのデッドスペースを減らすための方法として、収納ボックスの使用があります。シーズンオフの衣類や、使用頻度の少ない洋服をまとめられる便利なアイテムなので、すでにお使いのご家庭も多いのではないでしょうか。しかし、収納ボックスを置きすぎると掃除がしにくくなることもあるので注意しましょう。ウォークインクローゼットには最小限の収納ボックスを置くのがおすすめです。
また、通常の収納ボックスの代わりにキャスター付きの収納ボックスを設置すれば、掃除の際に動かせるので便利でしょう。
ウォークインクローゼットの掃除の方法
ウォークインクローゼットは衣類などの繊維ほこりがたまりやすい場所なので、定期的に掃除をしましょう。軽い掃除は週に1回、さらに季節の変わり目ごとにしっかりとした掃除をすれば、より清潔に保てるでしょう。ここでは、ウォークインクローゼットの掃除方法を詳しく解説します。
掃除で使用する道具
掃除を始める前に道具をそろえましょう。主な道具として以下のものが挙げられます。
・掃除機
・掃除用ワイパー
・ハンディモップ
・雑巾
・アルコール除菌スプレー
アルコール除菌スプレーには除菌や殺菌に加えて、溶解の効果もあります。油汚れや皮脂汚れを簡単に落とせるのでそろえておきましょう。雑巾は仕上げの拭き掃除に主に使用します。
掃除の手順
ウォークインクローゼットを掃除する際には、棚に収納している衣類や収納ケースに保管している衣類を出しましょう。出した衣類は掃除が終わった後に戻すので、あらかじめスマートフォンで撮影しておくことをおすすめします。
掃除は上から下に向かって行うのが鉄則とされます。まず、棚の上やパイプハンガーに付着した汚れをハンディモップで落としましょう。壁に付着した汚れは、固く絞った雑巾での拭き掃除もおすすめです。
棚の汚れを除去した後は、床の掃除をしましょう。最初に掃除用ワイパーで大きなゴミを集めた後に、掃除機で取り除きます。可能ならば、アルコール除菌スプレーを吹き付けてから拭き掃除をすると、さらに清潔に仕上がるでしょう。
窓の付いたウォークインクローゼットの場合は、掃除の後に換気をします。収納ケースは湿気がこもりやすいので、引き出しを開けた状態で換気をしましょう。窓がない場合には掃除が終わった後に除湿剤を置いて対策するのもおすすめです。床に置くタイプやハンガーパイプに吊すタイプなど、さまざまなタイプの除湿剤があります。部屋のレイアウトに合わせて使い分けましょう。
換気が終わったなら、全てのアイテムを元の位置に戻します。衣類は一度干してから元に戻すことでカビを取り除く対策にもなります。
まとめ
ウォークインクローゼットにほこりがたまる大きな原因のひとつは繊維くずです。衣類には繊維くずが付いているので、定期的にウォークインクローゼットを掃除して、ほこりを取り除きましょう。ほこりをためない対策として、浮かせる収納で床掃除をしやすくすることや、最小限の収納ボックスを置くことなどがあります。マメに掃除できるレイアウトにすれば、ほこりが気にならない清潔なウォークインクローゼットを保てるでしょう。
